いい肉の日 - 2018年11月29日 -

地元のスーパーでも、毎月29日は肉の日としているお店は多いものです。
そして11月は特に「いい肉の日」と名付けられたことから、全国的にキャンペーンを行うところが多いです。
いったいこの肉の日の由来や歴史はどういった経緯から始まったのでしょうか。

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お肉にまつわる記念日いろいろ

食欲の秋と言われるように、暑い夏の間はなんとなく避ける人も多いお肉ですが、少し涼しくなって秋を迎えると、とたんに食欲がわいてきます。そして本格的な冬を迎える直前である11月には、いい肉の日キャンペーンとして、お肉にまつわるイベントが全国各地で開催されています。

ところが肉料理の記念日というのは意外に多いもので、例えば5月5日はトンカツの日であったり、父の日はステーキの日であったり、お肉という食材にまつわる記念日だけでなく、人気のメニューにおいても記念日が制定されているのです。

それだけ人々の間でお肉というのは親しまれており、すっかり生活に定着するようになりました。ところが日本にお肉が定着した歴史というのはまだまだ日も浅いと言われているのです。それだけに、いい肉の日はもっとお肉を知ってもらおうという機会でもあるのです。

いい肉の日は、お肉にまつわる集大成の日

肉に関する記念日というのは、一年を通して行われています。毎月29日を肉の日として、セールなどを行っている店舗も多く見られます。その他にも、8月29日は焼き肉をメインとしたり、2月9日もお肉の日と名付けたりするところもあるのです。

その中でも11月29日は特別な意味を込めて「いい肉の日」と呼んでいます。その由来は、肉用牛の生産地である宮崎県が、味と品質の良さで知られる宮崎牛をもっとアピールしようと、関係団体や企業が対策協議会を通して制定したのが始まりです。それが全国的に広がりを見せ、今では全国食肉事業協同組合連合会の後押しのもと、いい肉の日としてイベントやキャンペーンが全国で行われるようになったのです。

ヨーロッパにおける食肉事情の由来とは

肉の歴史を世界に向けてみてみると、実にさまざまな歴史があることが分かります。ヨーロッパは古くから食肉の文化がありました。それはヨーロッパが牧畜が盛んになるための自然環境が整っていることに由来します。牧草地でのんびりと育てられた牧畜は、貴重な食材であり、その糞尿は畑の肥料となります。そのため長い歴史の中で食肉の文化が由来したのです。

そして飛躍的に発展したのは、19世紀後半の冷蔵技術の進歩です。これにより腐りにくい環境が整い、本格的に肉食へと舵を切るようになるのです。ただ、長い間家畜は大切に扱われていたという歴史があるため、無駄なく使いきれるよう、内臓や血液を使用したり、ソーセージ・ベーコンといった保存食の由来もここから来ているのです。

日本で食肉が広まった由来とは?その歴史の背景は?

日本において、いい肉の日と記念日にした理由は、肉食文化の歴史が浅いことも理由にあるでしょう。もともと魚中心の生活で、肉を食べる習慣はないと思っているかもしれません。しかし、縄文時代などから狩猟文化というものはあり、シカやイノシシといった狩猟によって獲るものは食べられていたのです。ただ、家畜を食べるという文化がなかったため、庶民に根付くことがなかったとされています。ただ、歴史の中で食肉の文化が途絶えることはなく、狩猟肉や鳥肉などはずっと食べ続けられていました。

牛肉などが本格的に一般にも広まっていった由来は、戦争とも言われています。明治後半から戦争が続き、牛肉を缶詰にしたり、乾燥させたりするレシピが広がりました。軍隊で牛肉の味を知ったという人も結構おり、やがて牛肉不足から豚肉にシフトしていく食肉文化となっていったのです。

いい肉の日制定は、歴史や由来と関係がある

宮崎牛を広めようと、いい肉の日を制定した背景には、日本の食肉文化の歴史が浅いことも関係しているでしょう。もともと家畜を食べる習慣がなかったため、狩猟だけでは肉食が広まることは難しかったのです。ヨーロッパは牧畜が盛んな風土であったため、食肉文化が広まる由来ではありました。

日本で食肉が広がった由来は、戦争も一因です。牛肉の缶詰や干し肉などが軍隊の保存食として食べられており、明治後半以降は食肉文化が広がりやすくなったのです。今では肉は食材として受け入れられており、肉料理別に記念日があったりもします。その肉文化を広げる集大成がいい肉の日イベントでもあります。いい肉の日には、全国の良質な肉の産地を広めようと、イベントやキャンペーンが行われているのです。

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