お正月 - 2018年1月1日 -

お正月の起源や語源、歴史、
またお正月に行われる行事などお正月に関することを解説。

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日本のお正月の起源とは

お正月というのは本来、年神様を迎える行事のことであり、1月の別名になります。今は1月1日から3日までを三が日といって、7日までを松七日と呼んで、この7日間をお正月と言っているのですが、地域によっても若干異なる部分もあります。

このお正月は、最も古い日本の行事と言われていますが、その起源は仏教が伝来したよりも前の6世紀半ば以前であると言われているのです。もとは正月というのは、本来お盆と同じ先祖をお祀りする行事だったのですが、仏教の影響もあり、お盆は先祖を供養するため、そして正月は年神様を迎えてその年の豊作を祈る神祭りとして区別されるようになったのです。

そして江戸時代に入って庶民にも浸透してから、現在に近いお正月の行事の内容になってきたのです。

年神様を迎えるお正月

正月は家庭に年神様をお迎えする行事になっているのですが、年神様というのは1年の初まりであるお正月に来臨して、その年の作物が豊かに実ったり、家族全員が健康に暮らすことができるように約束をしてくれる神様なのです。その年神様を迎えるために門松やお飾り、鏡餅を飾ったりするのは、心から歓迎するためのなのです。

私たちは全てのものに命があると信仰されており、人が死ぬとその魂は別の世界に行くものであり、それがご先祖様になると考えられているのです。それが春には田の神に、秋が終わると山の神に、さらに正月には年神様になって子孫たちを見守ってくれているのだと信じられているのです。

ですから、日本ではそういった信仰のもとで、お正月というイベントを重視する傾向にあるのです。

お正月という年中行事

それではお正月というと、どのようなことをしてお祝いをしていくのでしょうか。やはりこの時期というと、お屠蘇やおせち料理といったものをいただいたり、お飾りや門松、鏡餅を供えるといったことをするというイメージがあります。また、子供にはお年玉を上げたりしますし、最近では初売りなどで福袋を購入して福を得るといったことをする人も多くなっているのです。

元日には初日の出を見たり、正月内には初詣に行ったり、親しい人やお世話になっている人にお年賀をもって挨拶に行ったりすることもあるでしょう。初夢というのはその年に初めて見る夢のことであり、縁起がよいとこもいわれています。

普段それほど意識をしていない人が多いのですが、それぞれに意味があることを知っておくとその時期の過ごし方も変わってくることでしょう。

お正月の呼び名の由来

お正月は、元々は旧暦の1月を「正月」と呼んでいたことが由来となっています。日本では古来から各家庭で年祝いを行う風習があり、一年の祝い事の中でも、お正月は重要な意味を持っていました。

現在は1日から3日までを松の内と呼びますが、かつては15日や20日までが松の内とされ、1月20日までを「お正月」とし二十日正月と称する地域もありました。

1月1日の元日は大正月、旧暦の1月15日は小正月と呼ばれていますが、特に成人の日が第二月曜日となった2000年以降は、地域によっては小正月は馴染みの薄い行事の一つとなっています。

旧暦の12月8日や13日は門松を飾ったり雑煮を作ったりと、お正月の準備を始める日として「正月事始め」と呼ばれ、現在も日付はそのままで受け継がれています。

歳神様や門松の由来について

お正月には、恵方からゆずり葉に乗ってやってくる歳神様を祀るという意味合いがあります。かつては大晦日に歳神様を迎えていましたが、日本国内で明治期に太陽暦が標準となって以降、1月1日に執り行われるようになっています。

歳神様を迎えるにあたり、埃と煤を落とすために行うのが煤払いで、12月13日の正月事始めの頃に行われていました。現在は大掃除として、多くの家庭や企業で最終週に実施されています。

この後に飾られたのが門松で、門松は神様の依代としての役目を持っています。松は伐採後の日持ちが良く、丈夫で変色しないこと、神様が松の豊富な山の方向からやってくるとされていることが、依代として選ばれている所以です。特に恵方に位置する山から持ってきた松を飾る地域では、「松迎え」とも呼ばれています。

各地域で見られる稲魂信仰と注連縄

鏡餅もまた、お正月に降臨する年神様の依代として飾られます。脇には御神飯と御神酒が置かれるのは、米の中に稲の神様が依りつくとされているためです。稲魂信仰は日本以外の東アジアでも見られるものですが、神様の依代を多数用意するのは日本独特の文化で、古来からの伝統となっています。

関東の一部農村部などでは、門松の代わりに注連縄を張る地域が存在します。注連縄には、神様の降臨した目印としての意味合いのほか、悪霊の侵入を防ぐという役割もあります。一般的な縄はヨリが右縄ですが、注連縄は逆目の左縄で作られるほか、束は必ず3や5など陽数が使われ、神事における特別なものとなっています。

このほか伊勢地方では、注連縄以外に「笑門福来」の木札が飾られるなど、地域によって様々な祀り方が残っています。

新年を祝う行事「お正月」

そもそも1月の別称でもあり、年初めに旧年が無事に終わったことと、新年を祝う行事がお正月です。初詣へ行き正月飾りを飾り、多くの人が家族・親戚と揃って集まり、おせち料理を食べる、日頃お世話になっている人と年賀状を送り合う、お年玉をわたすなど、そんな風に盛大に祝われるのがお正月。これらひとつひとつの物事にも、大切な意味が込められています。

日本では1月1日、つまり国民の祝日とされている元旦だけが祝日になっているが、12月31日の大晦日から1月3日までを休日としています。地方によっては一連の正月行事を終える1月15日〜20日までの間を「松の内」や、「小正月」を指すこともあります。

意外とみんな知らないであろうこの年中行事の名前の由来、語源は何なのでしょうか。

意外と知らない!?お正月の由来

正月の語源は仏教の修正会が修正する月で正月になったといわれています。12月31日に鳴らされる除夜の鐘。あの除夜の鐘で百八の煩悩を絶ち、修正する日が次の日の元旦です。そして心機一転させるのが1月、すなわち正月です。

また、実際には仏教の創始者である釈迦誕生以前から、中国では古来から1年の始まりの月の事を正月と呼ぶ習慣がありました。詩人であった孔子の歴史書『春秋』にも「正月、二月、三月…」という記述が使われていました。この『春秋』は、釈迦の誕生以前から存在していました。

そしてさらに、秦の始皇帝を降誕の月を政月(せいぐゎつ)と言っていたのが正月となったという説もありますが、秦の始皇帝の誕生はすでに正月という言葉が誕生した後のことです。

このように、語源には諸説あります。

長い長いお正月の歴史

お正月の歴史は、日本最古の年中行事と呼ばれるほどでもあり、とてもとても古いものです。中国の殷の時代には年末年始の神や祖先を祭る活動に起源を持ちます。その風習が、中国から日本に伝えられました。

もともとは夏のお盆と合わせ、半年ごとに神を祀っていた行事でした。仏教の影響が強くなるにつれて、しだいに盆は仏教行事の盂蘭盆と習合して先祖供養の行事とし、対する正月は年神様(歳神様)を迎えて、その年の豊作を祈る「神祭り」としてはっきりと区別されて扱われていたこともありました。

しかしながら、以前は1月1日を迎えるごとに、正月は年を重ねられた事を祝う行事でもありましたが、現代ではこのような意味合いは薄れ、新しい年を迎え、年が変わったことだけを祝う行事となりました。

お正月のはじまりはいつ?

家族や親戚一同が集まって一年の始まりを祝う行事、お正月。本来は家に歳神様をお迎えしてお祝いする行事であり、その一年間作物が豊作であること、家族が全員健康であることを約束する神様・歳神様を歓迎するという意味合いがあります。正月に軒先に門松やしめ縄を飾ったり、鏡餅を飾ったりするのは、すべて歳神様をお迎えして、歓迎していることを表す行事なのです。

お正月は、日本の行事の中でも最も古くから存在する行事とされており、実はその細かい歴史・起源までは分かっていません。記録によれば、仏教が伝来したとされる6世紀半ば(飛鳥時代)には既に正月があったとされており、そのためそれ以前から存在したと言われています。ちなみに、門松やしめ飾りが浸透したのは、庶民でも物品を揃えることができるようになった江戸時代からとされています。

今と少し異なる、古来のお正月の意味

お正月は8月の「お盆」の約半年後にやってくる行事ですが、古来は少し現在のものと意味合いが異なりました。古代では、お正月はお盆と同じように「先祖に感謝し、お祀りする行事」という性質を持っていたのです。

しかし、仏教が6世紀半ばに伝来して、それ以降浸透して徐々に日本の習慣・習わしにも影響を与え始め、8月のお盆は「盂蘭盆会」と合わさり先祖供養の行事となり、お正月は歳神様を迎えてその年の五穀豊穣を祈る行事として、はっきり区別・識別されるようになりました。

また、当時の人々は「万物に命が宿り、生まれながらに何かの意味を持つ」という精神性・信仰があったため、こういった先祖の魂や作物の命、そして人間の命など、全てにおいて生命の存在を重視・重んじていたのです。

お正月の歴史・万物への信仰

新しい一年のはじまりの節目であるお正月は、「春の始まり」すなわち「立春」とも考えられていました。先述の万物信仰である生命の誕生の季節=春の訪れを喜ぶ行事でもあったわけです。「あけましておめでとう」という言葉の「めでたい」は、「芽出度い=新しい春を迎え芽が出る」という意味があり、春の訪れを祝う言葉になるのです。

また、「明けましておめでとうございます」という言葉も、年が明けて歳神様を迎える際の、祝福の言葉でした。つまり、歳神様への感謝の言葉を、人々の間で交わすことにより、歳神様を迎えられたことを心から喜びあい、わかちあったという習わしを意味しています。

ちなみに正月とは、1月1日・元日〜1月3日までの「三が日」、1日〜7日までの「松の内」と呼び、これら全ての期間を含む、1月全体を「正月」と呼びます。

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