ひな人形で飾られる道具についての説明 - ひな人形 2018年3月3日 -

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ひな人形で飾られる道具について

日本では毎年3月3日はひな祭りの日で、女の子のいる家庭では子供のすこやかな成長を願って、ひな人形が家の中に飾られる習慣があります。

このひな人形は種類によっても若干の相違点がありますが、いくつかの共通した人形や道具があります。どのひな人形にも共通する道具といえば、一番上の段に飾られている男女の一対の人形です。これらの人形は内裏びなと呼ばれています。これらの人形が着ている衣装は平安時代の貴族が着ていたものをイメージしたものです。

女性の人形の髪形は人形の種類によって、大垂髪と古典下げ髪の二種類のものがあります。この一対の内裏びなが置かれている段の一つ下の段に通常置かれる人形が三人官女と呼ばれる三人の女性の人形です。これは宮中に仕えている女官をイメージしたものです。

三人官女の人形や五人囃子の人形

三人官女の人形はどれも皆同じように見えますが、よく見ると一体ずつ細かな違いが見られます。

一番大きな違いは一対だけ歯が黒く塗られていて、眉毛が剃られていることです。これはこの女性が既婚者であることを意味しています。これらの三人官女の置かれる台の下に飾られる人形が、五人囃子の人形です。

これは能のお囃子を演奏する楽人をイメージした人形であり、それぞれ異なった種類の楽器を持っているのが特徴です。向かって右側から謡、笛、小鼓、大鼓、太鼓という順番で並べられるのが一般的です。

なお、五人囃子の人形は種類によっては、能のお囃子ではなくて、五人雅楽の人形が飾られることもあります。この場合の人形の種類は羯鼓、火焔太鼓、笙、篳篥、横笛の五つの楽器を持っている人形で、この順番に右から並べられます。

随身の人形と、衛士の人形

五人囃子の飾られる段の下に飾られる人形として、随身と呼ばれる人形もあります。これは右大臣と左大臣をイメージした人形です。

この二体の人形はよく見ると、年齢が大きく異なっていて、年長の方が左大臣で年が若い方が右大臣です。人形は左大臣の方を向かって右側に置きます。

さら、に規模の大きいセットになるとこの随身の人形の下の段にも人形が飾られることがあります。衛士または仕丁と呼ばれている三人一組の人形です。これらの人形は貴族の従者をイメージしています。

三体の人形はそれぞれ役割が異なっていて、日傘をさす役割の従者、履き物を預かる従者、雨が降ってきた時のための傘を持っている従者に、それぞれ分かれています。各個の人形は立傘、沓台、台笠という名前を持っていて、向かって右からこの順番に並べられます。

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