よい風呂の日 4月26日

よい風呂の日の起源や語源、歴史、
またよい風呂の日に行われる行事などよい風呂の日に関することを解説。

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よい風呂の日とはいつのこと?

よい風呂の日とは4月26日(よいふろ)です。「テルマエ・ロマエ」という漫画が原作の風呂映画があり、2014年4月26日に映画「テルマエ・ロマエ2」が公開されたのに合わせて、日本記念日協会によって「よい風呂の日」が制定され、日本における風呂の歴史に色を添えました。

よい風呂の日とは家族みんなで風呂を楽しむのが目的で、さらには、よい風呂の日とは日本各地にある温泉を楽しむような余暇時間を持つべきであるという日でもあります。

各地に温泉が湧き出る国に住む日本人ですが、入浴に関する世論調査によると、風呂好き約75%、どちらかといえば好き約20%といった風呂好き派は約95%にものぼるという結果も出ています。約75%の人が風呂には毎日入るとの調査結果からも、日本人と風呂との関係の深さが分かり、よい風呂の日とは日本における風呂の歴史の上でも自然な成り行きで作られたと言えます。

よい風呂の日とは、その制定によりさらに日本人の風呂好きを世界に公言することで、自分たちでもそれを再認識させる日となっています。温泉だけでなく、公衆浴場でもよい風呂の日を楽しむ人が増えています。

日本の風呂の歴史が「よい風呂の日」へ

日本における最初の風呂は、「よい風呂の日」が制定されるよりずっと古い時代、6世紀に始まったと言われています。

仏教において汚れを落とすということは仏さまに使える者にとっては大切な仕事の一部であり、そのための沐浴が日本に伝来したのが、風呂の歴史の始まりです。当初は「湯(体を浸すもの)」「風呂(体を綺麗にするもの)」という二つに分かれており、「風呂」では蒸気を発生させた蒸し風呂で垢をこすり落として掛け湯で綺麗にするという、現在のサウナ仕様でした。

安土桃山時代終盤に、この二つが統合されていって、銭湯という形に落ち着きました。風呂の歴史として江戸時代における銭湯の絵画も残っています。内風呂として一般化されたのは昭和時代の戦後、高度成長期における団地建設によるものでした。

また、「よい風呂の日」が制定される以前から毎月26日は「いい風呂の日」が日本浴用剤工業会により制定されており、全国の風呂屋さんにて割引などが行われています。「よい風呂の日」「いい風呂の日」は、基本的には銭湯という公共のコミュニケーション場を楽しむという風呂の歴史に育まれていったものなのです。

世界における風呂の歴史

世界における風呂の歴史は、さらに古い時代の紀元前1500年頃に始まったとされています。世界最古の風呂は、ギリシャ・クレタ島クノッソス宮殿のバスタブと言われています。1900年にイギリス人考古学者エバンスにより発掘され、現在より約3,500年以上も前には水道管・給排水設備が整っていたということが分かっています。

bath(英語で風呂の意味)という単語は、2,000年以上前の風呂好きローマ人によりイギリスの「バース」都市に大浴場・神殿を建設し、多くの人が楽しんで利用したということが語源となっているとのことです。

世界の風呂の歴史は大浴場から始まりましたが、現在のシャワーが主流となったのは、宗教上の快楽の禁止・伝染病ペストの大流行がありました。サウナも、風呂の歴史上、北欧で生まれた独特な入浴方法と言えます。

映画「テルマエ・ロマエ」とは

映画「テルマエ・ロマエ」は、ヤマザキマリさんによる漫画が原作の大人気作品です。風呂好きを公言できる日本人と対することもできるほどの風呂好き民族であった古代ローマ人ですが、現代日本にその古代ローマ人浴場設計技師がタイムトラベルすることで、外からのさまざまな視点で日本の風呂文化を見るというのがコメディタッチで描かれています。

「テルマエ・ロマエ」とは、ローマの浴場(ラテン語)という意味です。世界の風呂の歴史でも触れたように、ローマ周辺も火山活動が活発な地域であり、古い時代より温泉も豊富に湧き出ているところは日本ととても似ています。そのため、公衆浴場も地域住民のコミュニケーションの場として開かれていました。

「テルマエ・ロマエ」では、現代日本の風呂で得た知識やアイデアを古代ローマに持ち帰るという内容で、日本人にとっての風呂が合理性に叶った誇れるものであるという認識につながり、「よい風呂の日」に漕ぎつけたとも言われています。

テルマエ・ロマエとよい風呂の日とは

当初は書店における店頭宣伝からはじまり、確実に部数を伸ばした「テルマエ・ロマエ」は、ついには東京都浴場組合により推薦を受けたのをはじめとして、旅行業界へもその反響を広げ、結果として映画化となりました。

続編である「テルマエ・ロマエ2」まで作られるほど人気を博し、ついには「よい風呂の日」の制定という影響を及ぼすまでになったのでした。4月26日の正式名称は「テルマエ・ロマエ よい風呂の日」であり、日本記念日協会カレンダーを中心として記載されています。

このきっかけは、「よい風呂の日とは、日本人にとっての風呂への愛着とありがたみをより感じられることへの感謝をする日」ということを再認識することにも繋がりました。

よい風呂の日とは、まさに、風呂好きがとても多い日本人にぴったりの響きを持つ記念日と言えます。よい風呂の日とはゆったり流れる時間を楽しむ日であり、「よい風呂の日」に健康でいられることを噛みしめる日でもあります。

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