アイスクリームの消費期限と美味しく食べる保管方法 - アイスクリームの日 2018年5月9日 -

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アイスクリームには消費期限がない

最近では冬のアイスクリームと称して、濃厚な味のものを中心に冬も販売されているアイスクリームは、夏の暑い日だけではなく、年中食べられる食品となりました。

そんなアイスクリームですが、どのアイスクリームを見ても、食品としてあるべき消費期限や、賞味期限が書いてありません。

実は、アイスクリームは保管方法として、冷凍庫などの-18度以下で保存することが想定されている商品であり、-18度以下の環境では、細菌が増えることがないので、衛生上安全な食品であると考えられているからです。

また、原材料を見ても、多数の食材が入っている冷凍食品とは違い、乳製品を中心に使われている食材が非常に少ないために、味の劣化もしにくいのです。

何故消費期限が書かれていないのか

それでも、やはり憶測であろうと、消費期限は書くべきではないのか、と思う人はいるかもしれません。しかし、先ほど述べた理由から、厚生労働省の食品衛生法という法律でも、アイスクリームの消費期限・賞味期限の表示は省略してよい、と定められています。

また、国内の食品の品質表示を管理している農林水産省のJAS法においても、厚生労働省の食品衛生法にのっとり、アイスクリームの消費期限の明記は義務付けられていません。

実はこのアイスクリームの消費期限、賞味期限の記載に関しては日本だけでなく、アメリカやドイツをはじめとするヨーロッパ諸国などでも、一般的には消費期限や賞味期限も記載されてないことがほとんどです。

一般的に家庭での保存期間や保管方法は?

アイスクリーム協会では、アイスクリームの保管方法として、工場から売り場までにおいて、最低-18度以下に保つようにお願いしています。この-18度以下での保管方法のお願いの理由として-18度以下であれば劣化が少ないということがあげられます。

一般的な家庭の冷凍庫の温度は-18~22度と言われているので、業務用の本格的な冷凍庫を買わなければ劣化してしまう、なんてことはまずないでしょう。

しかし、あくまで劣化が少なくなるのが-18度以下を保つことです。温度変化が頻繁に行われれば、氷の結晶が大きくなり、アイスクリームのなめらかさは徐々に失われていくので、保存期間は短くなっていきます。楽しみだから、と思いアイスを頻繁に眺めるために取り出してしまうと、いくら冷凍庫の保管方法が正しくても、温度変化によりなめらかさが失われていきます。

食べるときまで冷凍庫で眠らせておくのが一番の保管方法です。また、消費期限は記載されてないとはいえ、おいしく食べるのであれば、買って一年以内に食べるのが理想です。

一度開けてしまったアイスクリームのは?

いくら消費期限がないから、保管方法が正しいからとはいえ、一度開封してしまったら、アイスクリームとはいえ、急速に劣化していきます。空気も入らないようにパッケージされていたものは、多少であれ空気に触れる状態になりますし、-18度以下の冷凍庫での保存ですから冷蔵庫に比べて水分の抜けも早くなります。

しかし、中々食べる時間がなく、数日どうしても置いてしまうため、劣化を遅めたい場合は、本来の保存方法である-18度以下の保管方法はもちろんのことですが、空気に触れる、また水分が抜けてしまう面積を少なくするためにアイスの表面を平らにしておくと良いでしょう。

また同様の理由で、サランラップで蓋をしたり、真空になるグッズなどを使うことで劣化を遅らせることができます。ただ、やはり開封してしまったアイスの劣化が早いのは事実なので、保管方法が正しいからと気持ちを大きくせずに、一週間以内には食べきるのが理想です。

アイスを美味しく食べるには

年中美味しく食べることができるようになり、長期間の保存が可能なアイスですが、もちろん常温で置いていたら、いくらあとから冷凍保存したところで、常温の際に発生したカビは減ってくれません。

また、開封したら開封したで、臭い移りや、味の劣化、水分が抜けることでなめらかさは失われます。やはりアイスクリームを美味しく食べたいのであれば、-18度以下で保存をすること、長期間何度も温度変化に晒さないなどの保管方法を守った上で、開封したらなるべくすぐに食べるというのを守って食べれば、美味しいアイスがいつでも食べることができます。

どこでも手軽に、とても安価で買えるアイスですから、たまには自分のご褒美や、家族へのお土産などに買って帰るのもよいかもしれません。

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