エイプリルフール(April Fools' Day) - 2017年4月1日 -

エイプリルフールの起源や語源、歴史、
またエイプリルフールに行われる行事などエイプリルフールに関することを解説。

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諸説紛々の不思議な日

今や個人だけにはとどまらず、企業をも巻き込んで世界中がネタ遊びに興じるエイプリルフール。ネットの様子を見ていると、これが世界中でメジャーな記念日であることがわかりますから、そんな日の起源がはっきりしないというのも不思議な話ですね。日本でも近年SNSなどを中心に楽しむ人が増え、大きなイベントがおこなわれるようにもなりました。しかし、国や宗教によっては嘘をつくことそのものを禁じていたり、不義理であるとして難色を示しているところもあるそうですから、どうやら世界中がこの一日を楽しんでいるというわけではなさそうです。

いくつもの説があるエイプリルフールの起源の中には、政治や宗教的概念が絡むお話もありますから、そういったことも関係しているのかも知れませんね。

政治や宗教関連の起源説

エイプリルフールの起源の中でも、有力ではないかと言われているいくつかをご紹介します。

まずは、フランスの王様が新年の始まりを1月1日とする暦を採用したことに抗議した住人たちのバカ騒ぎが起源ではないかとする説。これに怒った王様が住人たちを処刑したことによって、住人たちの怒りはさらに深まり、この日を忘れないよう、毎年「嘘の新年」を4月1日に祝うようになったそうです。
また、旧約聖書に記されている『ノアの方舟伝説』にまつわる説もあります。これは、大洪水の際に方舟から陸地を探すために飛ばされたハトが、何も見つけられずに戻ってきた日が4月1日だったため、その日を嘘をついてもいい無駄な一日にしたというものです。

他にも、インドの修行僧が過酷な修行を終え、普通の人に戻ってしまう日が4月1日であることから、それをバカにするような意味で始まったとする説もあるそうです。

嘘をつく日の嘘のような話

ほかにも、古代ローマでおこなわれていた『さかさま祭』が起源という説もあります。これは、ご主人や奴隷、愚か者や聖職者など、まったく反対の立場にある人が入れ替わってバカ騒ぎをするというもの。この祭が4月1日におこなわれていたため、この日が嘘をついてもいい日に変化したのだとか。

探してみると、このほかにもエイプリルフールには実にたくさんの起源説があります。4月に釣れる魚が由来だとか、政治的な記念祭が由来だとか、どれもが真実のように聞こえてくる話ばかりなのが、エイプリルフールらしい皮肉と言えば皮肉ですね。

未だに何が本当かわからないエイプリルフールの起源、実はそのすべてがわたしたち現代人を騙すための嘘だったとしたら、実に驚きの壮大な4月バカになりますよね。

エイプリルフールという文化の由来

エイプリルフールは4月1日を「1年に1日だけ嘘が許される日」として楽しむ文化であり、日本でもよく見受けられるものとなっています。

ただこのエイプリルフールの由来がどこにあるのかというのは明らかになっておらず、気が付いた時には文化として広まっていたというような状態の文化です。

日本では大正時代ごろに海外から入ってきたと言われているのですが、これについても今一つ明らかになっていないために大正時代より前の日本でも既に文化として遭った可能性もあるでしょう。

文化としての始まりがわからないというのも嘘が許されるエイプリルフールらしいところであると言えるのですが、ただ「これが由来ではないか」とされることはいくつかあります。

ではどういった説があるのか、ここで見ていきましょう。

最も有名なのはフランス説

まず最も有名なのはフランス説です。

かつてのフランスでは4月1日を1年の始まりとして年始のお祭りを行っていたのですが、1564年のフランス国王シャルル9世は1月1日を1年の始まりとするグレゴリオ歴の採用を決定します。
現在でこそグレゴリオ暦の考え方は普遍的な物ですが、当時のフランス人からすれば長年親しんできた文化を根底から覆されたわけですから、強い反感が生じました。

それによって作られたのが「4月1日を1年の始まりという嘘をつこう」という嘘のためのお祭りであり、このイベントが次第に4月1日には嘘をついて良いとするものに変化していった、というのがフランス説です。
またこの説には「嘘のお祝いに腹を立てたシャルル9世が13歳の女の子を処刑して、その抗議のためにエイプリルフールを作った」というものもあるのですが、ここまで来ると少々怪しいと言えるでしょう。

仏教説などあって正しいものはわからない

ただフランス説以外にも「3月25日から3月31日まで座禅を組む修行をしていた仏僧が、4月1日になるとそれまでの修行の成果を忘れてしまう」ということから4月1日を揶揄節と呼び、それがエイプリルフールに変わったとする説や、古代神話の中で4月1日だけは嘘をついても良いとされていたとする古代神話説、イングランドの王政復古を祈念するオークアップルデーに由来するとするイングランド説などもあり、どれが正しいかは全く分からない状態です。

ただこういった「何が始まりなのかもわからない」というのは民衆が嘘で遊ぶ祭りとしてはこれ以上ない由来であるとも言えますから、あまりこだわらず、他人になるべく迷惑をかけないように自制したうえでエイプリルフールの時間を楽しむと良いでしょう。

エイプリルフールとはどんな日?

エイプリルフールとは、毎年4月1日の日には嘘をついても良いという風習のことであり、日本においてもこの風習は強く根付いています。中には、4月1日の正午までが対象だと提唱している人も居ます。

この言葉を日本語に翻訳すると「四月馬鹿」となり、まんまとこの日に嘘を信じてしまった人は馬鹿であると揶揄されます。他の国の言葉で表現すると、それぞれ中国語では「愚人節」、フランス語では「プワソン・ダヴリル」と他国でも似たような意味の言葉で呼ばれることが多いです。

実際にこの日につかれる嘘の内容は大小様々であり、例えば友達同士でのいたずらとしての嘘や、大規模なところでは企業やテレビ番組などで行われるドッキリ企画などがあり、「嘘」というネガティブなワードとは裏腹に、イベントとして盛り上げられることが多いです。

エイプリルフールの語源とは

さて、このエイプリルフールの起源がどこから始まったのかというと、実は具体的な語源は不明となっており、何時の時代にどこの国から発祥したものなのかは確定されていません。

有力な仮説として挙げられているのは、ヨーロッパが起源とされている説です。昔、ヨーロッパでは3月25日が新年として扱われており、この日から4月1日まで春の祭りが開催されていましたが、1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年の始まりとする暦に変更しました。しかしながら、この変革に反発した人々が、4月1日を「嘘の新年」と呼び、馬鹿騒ぎをして抵抗をしたという出来事がエイプリルフールの語源だった、という仮説が有力です。きっかけは違えど、4月1日に皆で盛り上がる光景は現代にも通じるものがあります。

エイプリルフールで行われてきたこと

さて、エイプリルフールとはこのように大規模なイベントとなっていますが、実際に日本や世界中ではどのような「嘘」が発表されてきたのでしょうか?

かつて東京新聞で「東京タワーが傾く。原因は足元のおなら」といったちょっとおちゃめな内容の嘘を報道したこともあります。このようにして世界中で新聞が嘘の内容の記事を掲載したり、ニュースでジョークを報道したり、またインターネットが普及してからは、ウェブサイト上でもジョークコンテンツを公開するといったこともよく行われています。その一方で、2005年に日本の新聞社が掲載した「スマトラ沖地震の余波で沖縄南端に新島が出現」というジョークを、韓国の新聞社が実際のニュースとして取り上げるなど、よそのメディアが情報元を真に受けてしまうこともあり、情報の信憑性についてしっかりと認識することは大切であると提唱されています。

エイプリルフールの起源はフランス?

エイプリルフールといえば世界中の誰もが知っている4月1日のイベント。気が付けば自然とイベントに参加していたがその歴史は知らない、という人も多いのではないでしょうか。実はその起源にも諸説あるのですが、最も有力なのはフランス起源説です。

昔のヨーロッパでは4月1日に新年を祝う祭りが行われていました。しかし1564年にフランスの王シャルル9世が、1月1日を新年とするグレゴリウス暦を採用しました。これに反発した人々は4月1日を「嘘の新年」として、馬鹿騒ぎをはじめました。当然王はこの事態に怒り、お祝いをしていた人々を次々に逮捕し処刑してしまいます。その中には子供も含まれていました。フランスの人々は王へ抗議するため、またこの事件を忘れないために「嘘の新年」をその後も毎年行うことにしたのです。今ではその「嘘」の部分だけ残っている、というのがフランス起源説です。

インドのイギリスのエイプリルフール

フランスのほかに、インドが起源であるという説もあります。インドでは3月の後半に修行を行い座禅などをしていましたが、4月1日になると迷いが生じてしまう。このことをふざけて「揶揄節」と呼んでいたことに由来するというのがインド起源説です。血なまぐさいフランスの起源説に比べると、ほのぼのとした話ですね。

また、「午後は嘘をついてはいけない」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?これはイギリスで5月29日に行われる王政復古の記念祭「オークアップルデー」が由来と言われています。この祭りの日は、王への忠誠を示す日で、そのために午前中はオークアップルの実をみにつけなくてはなりません。実際にイギリスでは、午前中に嘘をついてはいけないというルールが常識です。エイプリルフールの「嘘」とオークアップルデーが融合したのでしょう。

人々とエイプリルフール

起源も由来もあくまで仮説の域を出ていません。そんなエイプリルフールですが、長年にわたって行われ続け、いつのまにか世界中に広まりました。日本には今から100年ほど前、大正時代に伝わってきたと言われています。なかなか長いですね。もともと日本の4月1日には「不義理の日」という別の行事がありましたが、いつのまにかエイプリルフールがとって代わったようです。

はっきりとした起源も分からず宗教に関係しているわけでもないのに、いつのまにか始まりいつの間にか世界中に広まったエイプリルフール。今や一般市民だけでなく多くの企業もインターネットやSNS、メディアなどを通じてエイプリルフールを楽しんでいます。海外では新聞の一面に嘘の記事が載ったことも。何百年も人々に愛され続けてきたこのイベントは、年に一度の「嘘の日」としてこの先もずっと行われ続けていくのでしょう。

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