オカルトとホラーの違いとは何か - オカルト記念日 2018年7月13日 -

オカルトという言葉とホラーという言葉、映画などのカテゴリ分けなどでよく使用されますが、言葉の区別が分かりづらい。そこで、改めてオカルトとホラーの違いを考えてみます。

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オカルトなのかホラーなのか

ひまわりやバラといった固有名詞ように言葉の意味合いが明確なものもありますが、言葉の中には意味はなんとなく分かるが明確に説明できない、また、そういった言葉で似たような言葉がいくつか思いつくが違い分からないということがあります。
例えば、映画などを見ていると、オカルト映画、ホラー映画というものをよく見かけます。しかし、その作品を見た時に、作品の雰囲気が似ており違いがなんであるのか明確に説明がしづらい。そこで、まずオカルトという言葉とホラーという言葉を見つめ直し違いが何になるのか考え、オカルトという言葉が使われているものとホラーという言葉が使われているものを比較し双方の違いを検討していきます。

オカルトとはいったい何か

オカルトという言葉は、超自然の現象、神秘的現象、また目に見えないもの、隠れて見えないものといった意味がある。通常のものとは違う場合にあてられる言葉で、過去には異教徒や異端な考えを指してオカルトと呼んでいました。すこし意味の特定が難しいですが、通常のものと違うという点がオカルトの条件となりそうです。
オカルト映画として有名なものとしては「エクソシスト」と「オーメン」の2つの作品があります。「エクソシスト」は悪魔に取り憑かれた少女を悪魔祓いする話で、「オーメン」は6月6日の6時に生まれ666のあざをもつ悪魔の子にまつわる話です。どちらも現実にはありえない、超常的な話となっています。

ホラーとはいったい何か

ホラーという言葉の意味は恐怖です。現在では恐怖を与えるものに対して、ホラー映画やホラー小説というようにその言葉があてはめられます。つまり、ホラーとは人に恐怖を与えることが条件になりそうです。ホラー映画といえば、「四谷怪談」のように幽霊が出てきて人に恐怖を与えるものや、「リング」のように心霊的な恐怖を描くものもあれば、「13日の金曜日」や「悪魔のいけにえ」のように化物が出てきて人を恐怖に落し入れるものもあります。また、「ラストサマー」や「スクリーム」のように恐怖を与えるものが通常の人間であるというケースもあります。恐怖を与えるという条件なので、非常に適用となる範囲が広くなります。

オカルトとホラーの違い

オカルトとホラーという言葉の違いは、オカルトという言葉には通常ではない超常的なものという意味を絶対条件として含んでいるが、ホラーは含まないということです。このことを考えた時に、スティーブンキングの「ミザリー」というホラー映画を思い出しました。ストーリーの概要は、自動車事故で怪我を負った作家がファンに助けられるが、その後、拘束、監禁されファンが狂気の片鱗を見せていくというものです。この映画の登場人物は普通の人間で超常的な要素はありません。しかし、ファンの狂気が見るものに恐怖を与えるのです。また、オカルトとホラーには類似したイメージがあるのも確かです。それは、オカルトが人に恐怖を与える要素を含んできているためです。オカルトの説明で挙げた「エクソシスト」や「オーメン」はオカルト映画であり、人に恐怖を与える作品でもあります。例えば、「エクソシスト」では少女の首が逆に回り、悪魔のような声を出す非常に恐ろしいシーンがあったり、「オーメン」では何人も人が死ぬというシーンが出てきます。このように、オカルトに恐怖のイメージが付け加えられていったのです。

言葉の違いと言葉の相違

今回は、オカルトという言葉とホラーという言葉の違いを見ていきました。言葉の特性上、言葉=1つの意味ではなく、言葉=いろいろなイメージの集合体であるという側面が見えてきます。そして、そのイメージとは使用されていくなかで膨らんでいきます。
現在のオカルトという言葉の使われ方を見ると、通常ではない超常的な意味だけではなく、人に恐怖を与えるような意味も含んでいます。そのため、ホラーと比較した時に、超常的というのを絶対条件に含むオカルトと含まないホラーは、言葉として違うと言えますし、恐怖を与えるという点では同じということもできます。このように、もともと由来から言葉の違いは生まれますが、時間の経過とともにその境界線は変わっていくのです。言葉の違いを見ていくと新しい発見が多くできるはずです。

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