「カメラの日」の由来とカメラの歴史 - カメラの日 2018年11月30日 -

11月30日は「カメラの日」です。なぜこの日が「カメラの日」になったのか、その由来は何だったのでしょうか。
何を記念する日なのでしょうか。カメラファンや写真愛好家、また写真が好きな方に知っておきたいその由来と歴史をまとめました。

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カメラの記念日「カメラの日」

日本には世界に誇れるよく知られたカメラメーカーが多くありますが、カメラの記念日があることやその由来はあまり知られていないのではないでしょうか。11月30日が「カメラの日」なのです。その日には、カメラを記念する特別なイベントが行われないため、ご存知の方は多くないかも知れません。「カメラの日」の由来や歴史は何だろうか、11月30日には、カメラにとって記念となるような歴史上重要な出来事があったのだろうか、カメラファンの方はもちろん写真が好きな方にとっては知っておきたいことです。

スマートフォンや携帯電話のカメラを含めると、現在日本人のカメラ保有数は1人1台以上になっているのではないでしょうか。かつてプロやマニアの機械であったカメラが、このように普及するきっかけとなった日を記念するのが11月30日「カメラの日」の由来です。

「カメラの日」の由来は

11月30日は「カメラの日」です。その由来は、1977年(昭和52年)11月30日に小西六写真工業(現コニカミノルタ)が世界で初めてオート・フォーカス(自動焦点)カメラ「コニカC35AF」を発売したことを記念して、11月30日を「カメラの日」としました。何故オート・フォーカス・カメラの発売日をカメラ業界が「カメラの日」と認めたのでしょうか。その由来は、カメラの歴史を大きく変えたと言っていいほどの画期的な出来事だったからです。

当時、カメラは一般の人なかでも女性や中高年層にとって扱いがむつかしい機械でした。写真を撮る時、カメラの「絞り」「シャッタースピード」「ピント」を合わせなければならず、知識と技術がないといい写真が撮れなかったため、なかなか普及しなかったのです。ところがオート・フォーカスカメラが発売され、誰でも簡単にピントの合ったきれいな写真が撮れるようになり、とくに女性と中高年層に受け入れられました。このことがカメラ市場の急速な拡大のきっかけになったのです。こうしたことに由来して定められたのが「カメラの日」です。

世界と日本のカメラの歴史

カメラの歴史は古く、世界で最初の写真用カメラは、1839年にフランスのダゲールが発明した「ジルー・ダゲレオタイプ・カメラ」です。現在、このカメラは世界で数台しか残っていませんが、そのうちの1台が日本カメラ博物館(東京都千代田区一番町)に展示されています。歴史的な展示品です。

日本の写真の歴史も古く、日本にカメラが伝わってきたのは1848年(嘉永元年)で、今も残っている日本人が写っている歴史上最も古い写真は1857年(安政4年)に撮影された島津藩第11代藩主の島津斉彬公の銀板写真です。この頃日本では、輸入した外国のカメラを手本にカメラの製作が行われていました。1903年(明治36年)に小西本店(現コニカミノルタ)が、はじめてアマチュア向けカメラ「チェリー手提暗函」を発売しました。これが日本で最初の量産カメラで、日本のカメラの歴史のはじまりといえます。

何故「はいチーズ」なの

記念写真など写真撮影の時、カメラマンがシャッターを押す前に「はいチーズ」と掛け声をかけることが多いですがその由来は何でしょう。それは「チーズ」と発音すると口元が横に広がり自然なにこやかな笑顔になりいい写真が撮れるからです。

でも何故他の言葉ではなく「チーズ」なのでしょうか。その由来は、英語圏の国では写真撮影の時、シャッターを押す人が「Say Cheese」(はいチーズ)と言って、写される人が「Cheese」(チーズ)と応える風習が多く、その風習が日本に伝わってきたからです。日本で「はいチーズ」が今のように広まったきっかけは1963年(昭和38年)にTVで放映された雪印乳業のチーズのCMだとされています。

カメラは生活必需品です

町でかわいいお店を見つけたらパチリ、野原でめずらしい花を見つけたらパチリ、レストランで美味しそうな料理が出てきたら食べる前にパチリ、と写真は日常生活に欠かせないものになっています。それも多くの場合はデジタルカメラやスマートフォンや携帯電話のカメラを使って間単に撮影できるようになってきました。しかも写真の出来栄えがすばらしい。

一方、プロやマニアがより本格的な写真のために高品質で高度な技術のカメラを求め、これに対しカメラメーカーや専門店が、新たな商品開発に力を注ぎカメラ市場が高度化、多様化して拡大しています。カメラの歴史を大きく変えることになった11月30日「カメラの日」の由来と意味を改めて考えてみることも大切なことだと思います。

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