1月22日はカレーの日、世界のカレーとその違い - カレーの日 2019年1月22日 -

インドを発祥とするカレーは、広まる過程で様々な進化を遂げました。
特に日本ではカレーの日が作られるほど独自に発展し、誰もが知っている家庭料理の一つとなりました。
このため、世界各地のカレーは地域によって違いが見られます。

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イギリスから伝わったカレーライス

日本では1982年にカレーの日が定められるほど、今や日本の食卓では欠かせないメニューとなりました。日本へは、本場インドのカレーではなくイギリスで改良されたものが伝わったのが最初です。インドのカレーとは違い、インド料理を元にイギリス海軍が考案したのがカレーライスで、イギリス海軍では毎週金曜日をカレーの日としていました。その後、1902年にイギリスとの間で日英同盟を結んだこともあり、カレーの日を決めていたイギリス海軍が採用していたカレーのメニューを日本海軍も取り入れ、海軍の食事メニューの一つとなりました。

このため、海上自衛隊では現在も毎週金曜日をカレーの日としています。第二次世界大戦後には学校給食のメニューにもなったことで家庭料理としての広がりを見せ、日本独自の発展を遂げることになります。世界的には主に東アジアで食されている料理ですが、日本人の口に合うように改良されてきた日本のカレーと本場のカレーとでは、味も特徴も大きく違います。

カレーの日ができるほど独自に発展した日本のカレー

日本ではカレーの日が定められるほど人気のメニューですが、本場のカレーとは違い、カレー粉や小麦粉のルーを使用しているのが特徴です。日本の主食となっている米は粘りの強いジャポニカ種で、これに合うよう小麦粉でトロ味を付けるよう工夫されています。世界的に見ても日本国内は宗教的な縛りがほぼ無いため、具材としての肉には牛肉や豚肉のほか、鶏肉や挽き肉など、カレーの種類によって様々なものが使われます。

肉以外の具材では、人参、玉ねぎ、ジャガイモが主に使われるほか、全国各地で地元の食材を使ったご当地カレーが作られており、自由度の高さも日本カレーの特徴です。隠し味としてチョコレートやヨーグルト、味噌や醤油を加えることもあり、付け合わせとして福神漬けやらっきょうが添えられるなど、日本独自に発展した料理法が随所に見られます。1982年にはカレーの日が定められるなど、家庭料理として定着しています。

タイカレーの特徴は世界的にも突出した辛味

タイでは、複数の種類のカレーを一度に作ります。生のチリペッパーを多めに使っているため、世界で作られるカレーの中でも辛味が突出しているのが特徴です。日本のカレーとは違い、カレー粉を使用せず辛味はスパイスのみで味を調えます。チリペッパーは赤と緑の2種類があり、使用したチリペッパーの色がそのままカレーの色合いとなります。

チリペッパー以外では、ナムプラーやカピ等の香辛料が使われるほか、甘味としてココナッツミルクやタマリンドも使用します。肉は主に鶏肉や豚肉を用い、野菜や魚介類も入れるなど使用する具材は豊富です。主食とする米は日本とは違い、細長く粘度の低いインディカ米ですから、サラサラとしたスープカレーの味わいとなっています。

地域によって特徴に違いが見られるインドカレー

インドにはカレーの日はありませんが、カレー発祥地として世界的にも有名です。インドのカレーもタイと同様、肉カレー、野菜カレーなど同時に数種類のカレーを作り、カレー粉や小麦粉を使わずにスパイスのみで味を調えます。使用するスパイスは、ターメリックやガーリックのほか、ジンジャーやシナモン、ブラックペッパーなどいろいろなものを組み合わせます。南インドと北インドで若干違いが見られ、南インドの方が辛味が強く、スパイスの味が際立っています。

肉は宗教的な事情により羊肉と鶏肉が一般的で、南インドの海に近い地域では魚介類も入ります。北インドと違い、南インドではココナッツミルクやタマリンドを使用します。カレーと一緒に食べる主食は、北インドは小麦粉で作るチャパティです。南インドは北インドと違い、インディカ米が主食です。

カレーは日本が世界に誇るメニューの一つ

元々はインドで生まれたカレーですが、世界に広まる過程で独自の発展を遂げてきました。好みにマッチした味に変えられると共に、その国の文化や趣向の違いが色濃く出るのもカレーの特徴です。特にイギリスを経由して伝わった日本では、日本特有の品種であるジャポニカ米とからむよう改良され、カレーの日が作られるほど愛される存在となりました。

同時に辛味をおさえ日本人が食べやすい独自のメニューとして進化したことで、日本のカレーは今や世界でも人気メニューの一つとなっています。
かつて日本文化が地域独自の発展を個々に見せたように、各地域が誇る地元食材を入れたカレーが作られ、自治体の地場産業にも寄与するなど、カレーは最早無くてはならない料理の一つとなり、今後は他のグルメのように世界進出も注目されます。
カレーの日を機会に、いろいろな地域のカレーを体験してみてはどうでしょうか。

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