クリスマス(Christmas) - 2017年12月25日 -

クリスマスの起源や語源、歴史、
またクリスマスに行われる行事などクリスマスに関することを解説。

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クリスマスイヴの本当の意味

12月25日が、太陽信仰を行っていたローマ人たちにとって太陽の再来を願うものであり、またツリーとともに祝うことで命の象徴を更に強調する大切な行事であることはわかりましたが、では12月24日のクリスマスイヴはどういう意味があるのでしょうか。

クリスマスイヴ(Christmas Eve)はらイヴをEveと書くため、『単なる前夜(祭)』という認識をされています。

キリストが生存していた頃は、現在のグレゴリオ暦ではなくユダヤ暦でした。ユダヤ暦では、1日の始まりは『太陽が沈む夕方』とされていたのです。

要するに、イブの夕方からがクリスマスの始まりということなのです。今でこそ、恋人たちが12月25日の前夜としてお祝いするだけの意味合いしかもっていませんが、当時の人々にとっては大切な意味を持っていたのです。

クリスマスは12月25日ではなかった

いま、クリスマスといえば12月25日ですが、紀元後3世紀までのキリスト教にとっては12月25日はイエスの誕生日ではなく、したがってクリスマスでもありませんでした。

3世紀まではイエスは春に生まれたと考えられていました。ルカ福音書には野宿をしている羊飼いが出てきます。野宿ができるという時点でこの季節は冬ではありません。またある書物では3月28日とされています。創世記から天地創造が3月25日であり太陽が3月28日にできたと考えられることと旧約聖書にメシアは義の太陽であるとされていることからイエスも3月28日に生まれたということです。世界が春に始まるためイエスも春に生まれた、イエスの死が春のため生まれも春だと端数が生じない、といった話もあります。春に受胎し冬に生まれたという意見もあります。いずれにせよ日付は重視されていませんでした。

イエスが生まれたのが1月6日だった理由

4月6日に死と受胎があるため、1月6日がイエスの生まれた日だという考え方がありました。しかしキリスト教徒にとってイエスの生まれた正しい日付は誰にもわからず、重要視もされていなかったのです。生まれた日を祝日と定めてお祝いすることははじめはありませんでした。

初代キリスト教では大切なのは死と受胎でそれはイースター(復活祭)で祝われていました。しかし死が決定的な救済であるなら、生も大切なものである、という考えがしだいに広まっていきました。神としてのキリストが人間の子であるイエスを「子」と告げたことで神が人間のイエスのなかに現れたという考えもあります。

1月6日はエジプトでオシリスという神様の祭やディオニュソスという神様の祭が行われている日でした。キリスト教のバシレイオス派はこの日をイエスの誕生日とすることで「キリストが真の神である」と主張しようとしたのです。

12月25日の起源はローマにある

12月25日がイエスの生まれた日とする考えはローマから広まりました。4世紀ごろ、ローマではイエスのなかに神が現れたという教義が異端とされました。

そこからキリストの誕生とイエスの誕生は別の日として祝う傾向が出てきます。このころ、ローマでは太陽を崇拝するミトラ教が普及しており、この主祭日が12月25日でした。キリスト教はこの日をイエスの生まれた日とすることでミトラ教に対抗しようとしたのです。

またこのころのローマを治めていたコンスタンティヌス大帝は宗教の混合を図っていました。戦うのではなく融合することで、キリスト教以外の宗教も続けられるようにしようとしていたのです。コンスタンティヌスの働きもあって12月25日がイエスの生まれた日であるという考えが広まりました。この後ミトラ教が衰退していったため、12月25日はイエスの生まれた日として残っていったのです。

クリスマスの語源とは

毎年12月25日にはクリスマスのイベントが日本中で行われて大いに盛り上がっていますが、このクリスマスの語源はどういうものなのか、ご存知でしょうか。

Christはキリスト、そしてmasはミサという意味があります。つまりクリスマスはキリストの誕生をお祝いするためのミサのことをクリスマスというのです。実際にはキリストは10月1日もしくは2日、あるいは9月15日という説があり、はっきりいつだったのかということは今でもわかっていません。

しかし、どちらの説であったとしても12月は全く関わっていないのです。12月とは関係ない月が誕生日だったキリストですが、どうして誕生をお祝いするのは別の日なのか、そこには実は古代のお祭りが関係していたとされているのです。

由来はどういうものか知っておこう

12月25日にクリスマスイベントが行われるようになったのは古代ローマが関係していたといわれています。

当時のローマでは太陽神を信仰していました。そのため、太陽の照らしている時間が短くなってしまう秋から冬にかけては人々が死に近づいてしまう時期であると考えられていたのです。

しかし冬至以降は太陽が出ている時間も長くなってきます。それゆえにその冬至の日を太陽神が復活する日としてお祝いしていました。キリストも信者からは光の子であるという扱いを受けていました。それは太陽にもつながることから太陽神の復活祭をキリストの誕生を祝う日として祝うようになったという説が強いです。キリストを信仰する人々にとってはキリストは太陽にも負けないような強い光を放っている人物だったのです。

クリスマスツリーを飾るのはなぜ?

ツリーの起源は400年ほど前のドイツで、新年の祝いで家の窓などに飾っていた木がいつのまにかクリスマスツリーになったという説と古代ローマの冬至の祭りで永遠の命のシンボルとなっていた常緑樹が飾られていたためという説などがあります。

ちなみにクリスマスイブがありますが、これはキリストが生きていた時代に使われていたユダヤ暦が関係していて、ユダヤ暦では一日が始まるのは夜でした。イブはキリストの誕生日の前夜であるといわれることも多いですが、正確には前夜という意味ではなく、クリスマスの始まりですよという意味があります。

最近では当日に忙しくて集まれない時にはイブにパーティをしたり、イブからホテルに泊まってロマンチックな夜を過ごすカップルもいます。キリストの誕生日の始まりとされるイブに愛を告白するのも素敵です。

ネーミングの由来とは

クリスマスは、英語にすると『Christmas』と書きます。この単語は『Christ=イエス・キリスト』と『mas=ミサ(礼拝)』を合わせた言葉であり、クリスマスの語源とされています。

2,000年以上も前にキリストは生誕し、その日にちが12月25日だったことから、キリストの生誕を祝うべく毎年クリスマスの12月25日はキリスト教徒にとって礼拝を行う日としてきました。

しかしながら、実際に12月25日に生誕したという正確な記録や記述が残されているわけではなく、むしろ聖書においては10月1日もしくは2日が生誕した日として記録されており、また学者によれば9月15日なのではないかという説もあります。

それでもなお12月25日をクリスマスとして毎年お祝いしている理由はどうしてなのでしょうか。

12月25日を祝う本当の理由

12月25日をクリスマスとしてお祝いするようになったのは、ローマ帝国が存在していた頃にさかのぼります。当時のローマ帝国においては、『太陽信仰(太陽という存在を神様として崇めること)』が行われておりました。そして、秋から冬にかけて日照時間が少なくなっていくことが、それ即ち死が近づいていることを暗示しているものと捉えられていたのです。

そこで(日本的に表現すれば)『冬至の祭り』として12月25日をお祝いすることにしたのです。冬至はその日を境に再び日照時間が長くなることを示すため、12月25日を祝うことで太陽の復活(自分たちの死を遠ざけること)を信じていたのです。

クリスマスツリーが飾られるようになったのは、冬になっても葉を落とすことのない常緑樹を命の象徴としていたからです。

歴史をたどる、その1

クリスマスを知らない人はいないでしょう。12月25日に行われる記念イベントで、街はイルミネーションに溢れ、クリスマスソングが至るところで流れ、恋人たちは愛を確かめ合い、家庭では豪華な料理を楽しみ、子供たちはサンタクロースからのプレゼントを楽しみにしているという特別な日です。

しかし、その歴史や語源などを知らない人は意外に多いかもしれません。

それは日本という国が無宗教の国であり、キリスト教と深い関係を持つような歴史がないからかもしれません。そうです。クリスマスとはキリスト教の教祖であるイエス・キリストの誕生を祝う祭なのです。日本でクリスマスが知られることになったのは、キリスト教の宣教師が日本を訪れ、降誕祭のミサを行ったのが最初だと言われています。これが1552年の出来事です。

歴史をたどる、その2

日本人にクリスマスが広まったのは1900年であると言われ、小売業者である明治屋や銀座に進出したタイミングです。

そこからどんどんと広まっていくのですが、たった1つの出来事というよりかは、たくさんの物語が幾重にも重なってクリスマスは日本全国に浸透していきました。日本では恋人たちがレストランで高級な料理を楽しむようなイメージもありますが、アメリカやイギリスでは基本的には家族と楽しい時間を過ごす日として認知されています。

アメリカ映画などで、クリスマスが近づくと、家族でツリーや部屋中に飾り付けをする様子を見たことがありませんか?あれが一般的なクリスマスシーンなのです。日本でもそういった感覚がないわけではありませんが、アメリカやイギリスほど強くはありません。

世界中で楽しまれているイベント

日本やアメリカ、イギリス以外の世界各国でもクリスマスは祝われています。

ただし、根本的にはキリスト教という宗教に関わるものであるため、その楽しみ方は国によって少し様子が違います。ですので、例えばイスラム教徒が根強い地域や国にはクリスマスを祝う習慣は無いです。仏教徒でる東南アジアや中国人も同じでそういった習慣はありません。

ただし、そういった地域であったとしても、キリスト教徒であるのならば祝う習慣はあります。日本で浸透したのも長い歴史から見るとごくごく最近であるため、まだまだ世界各地で広まっていく可能性はあります。アメリカが世界の中心として君臨している間は、後進国であっても少しずつ広まっていくことでしょう。もし日本が世界のリーダーであったとしたら、今世界中で楽しまれているイベントはお正月であったのかもしれません。

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