クリスマス料理の伝統や由来について - クリスマス 2017年12月25日 -

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七面鳥はアメリカからヨーロッパに

七面鳥は「ターキー」と呼ばれますがトルコ原産の鳥ではありません。北米原産のキジ科の鳥です。ターキーと呼ばれるようになったのはトルコ経由でヨーロッパに輸入されたホロホロ鳥と混ざってしまったからではないかといわれています。顔面とトサカが赤や青に変わるので和名は七面鳥となりました。

北米原産なのでもともとはアメリカで食べられていた鳥です。大きくて食べでがあり、また動きがのろく捕まえやすいため、アメリカ移民たちの貴重なタンパク源でした。現在ではサンクスギビングデーのメインディッシュにもなっています。ヨーロッパでは16世紀にスペイン人がメキシコから持ちかえったことで広まり、イギリスでクリスマス料理として定着しました。クリスマス料理は長期保存が効くことが重視されたので、何日も食べられる七面鳥は適していたのです。

伝統的な背景がある料理

クリスマス料理のなかには宗教色の強いものや昔の風習が残ったものがあります。

ビュッシュドノエルはロールケーキの表面にチョコレートクリームを塗ってフォークで筋をつけて丸太を模したものですが、これはユールログ(クリスマスの薪)を燃やし続けた風習の名残です。

キャンディケインという飴は先の曲がった杖の形をした紅白のしましま模様の飴です。これは20世紀初頭アメリカで作られたものですが、赤はキリストの血、白は純潔、杖を逆さまにした形は「J」でジーザスを表す、とキリスト教にゆかりのあるものとなっています。
イギリスのクリスマスプディングは中にソラマメやコインを仕込んでおいて切り分けたときにそのオマケが当たった人を王様役にしてその日1日なんでも命令を聞くというサトゥルナリア祭の名残があります。

日持ちするケーキとしないケーキ

ビュッシュドノエル、クリスマスプディング、ミンスパイ、シュトレンなど多くのケーキがありますが、これらはどれも日持ちのするものです。

クリスマスプディングはクリスマスの数週間前、あるいは1年前から作っておいて冷暗所で寝かせておきます。食べる2~3時間前から蒸してブランデーをかけて火をつけて食卓に出します。ミンスパイもクリスマスから公現日(エピファニー)までの12日間に1個ずつ食べる習慣があります。シュトレンはドライフルーツが入った細長いパンで、これも日持ちがします。

イチゴのショートケーキのようなスポンジケーキをクリスマスに食べるのは日本がはじまりです。戦前に考案されたもので日持ちするようにバタークリームが使われていましたが、冷蔵技術の発展により生クリームが使えるようになるとそちらに移っていきました。

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