クリスマスツリーの由来と特徴について - クリスマス 2017年12月25日 -

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クリスマスツリーの由来

クリスマスツリーには固有の由来があります。

中世、12月24日の聖夜には降誕祭の除幕として教会の正面玄関の前で劇が演じられていました。楽園における堕罪の物語です。舞台には罪の原因となった果実をつけた「木」が立てられていました。この木は聖書にはなんの木か記されていないため、地域ごとにその土地の木が使われていました。ドイツではりんごの木として定着しました。

しかしりんごの花は冬に咲かないため、常緑樹であるモミの木を使いりんごをぶら下げることで代わりとしたのです。これがはじまりです。飾られる場所が広場から家のなかに移っていくと、りんごと並んでホスティアというパンも下げられるようになりました。ホスティアはキリストのからだ、命を表すので、りんごと並べることで死と再生を示すことになりました。ホスティアはのちにクリスマスクッキーに形を変えます。

クリスマスツリーが広まった流れ

クリスマスツリーはドイツのストラスブールから始まったとされています。

一般家庭の中へ入ってきて、聖書に関係するものもしないものもいっしょに飾られるようになったのがこの地域といわれています。18世紀に入るとろうそくがセットになり、意味を持った飾り付けが完成します。あかりをつけることを考案したのがマルティン・ルソーといわれています。

モミの木の梢を見上げたときの冬の星空の美しさに感動し、これを再現しようとしたのです。その後19世紀に普仏戦争のあとの移住の影響でフランスに広まり、それからヴィクトリア女王の夫アルバート公が持ち込んだことによってイギリスに広まりました。アメリカに広まったのは19世紀後半になってからです。アメリカに輸入されてからヨーロッパ大陸に逆輸入されていきました。

もみの木の特徴とリサイクル

日本では日本の特産種であるウラジロモミやドイツトウヒというアカモミが一般的です。暑さにも寒さにも強い種ですが大型の木であるため日本の一般家庭で庭木として育てるのは難しい種類です。そのため鉢植えタイプもあるゴールドクレストという種類に人気があります。どちらも冷涼な気候を好むため、日本で育てる場合は十分な管理が必要です。

クリスマスツリーはアドヴェント(待降節)期間中に森から木を伐ってきて室内に飾り、エビファニー(公現日)が終わったら片付けます。ツリーとキリスト教の結びつきが薄い時期に「木の精霊を森に返さないと良くないことがおこる」とされていた名残です。現在ではニューヨークで使われたツリーがクリスマスのあとはセントラルパークのベンチの材料になるなどリサイクルされています。

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