日本のゲーム機の歴史と特徴について - ファミコン 2018年7月15日 -

日本のゲーム機の歴史は1975年に発売された「テレビテニス」から始まりました。その後もゲーム機は絶えず進化を続け、様々な特徴のある著名な機種を世に送り出しました。2016年はVRゲーム元年と言われ、非常に期待が高まっています。

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ドット使用を特徴とするゲーム機の幕開け

1975年にエポック社から発売された「テレビテニス」は日本のおもちゃ界に大変な刺激を与えました。これが日本のゲーム機の歴史の幕開けとなったのです。1983年に任天堂のファミリーコンピューターが発売されると爆発的な人気を得て、家庭用ゲーム機が一気に認知度を上げ普及が進みました。マリオシリーズが作られたのもこの時代で、マリオはゲーム機の代名詞となるほどに知名度を上げ、大人も子供も巻き込んだゲーム人気の高まりがみられた時代でした。「マリオブラザーズ」のようなアクションゲームをはじめ、シューティングやRPGゲーム、恋愛シミュレーション、「どうぶつの森」にみられるようなNPCのとコミュニケーションものなど、幅広いジャンルのゲームが開発され、歴史的に家庭用ゲームの創世記と位置付けられます。この頃ゲーム機は多くの制限を抱えながらも無限の可能性を秘めた未来が開けていた時代でもありました。

スプライトを特徴とする2Dゲーム成熟期

2Dグラフィックスの進歩に伴い、この時代のキャラクターは8×8ドットのスプライトというアイコンによって表されるようになっていきます。従来機種より高度なスプライト機能を可能にしたハードウェアが次々と開発され、ゲーム機の歴史上2Dゲームの円熟期と位置付けられます。この時代の代表的なゲーム機の機種はPCエンジン・メガドライブ・スーパーファミコンの3機種ですが、とくに1990年に出されたスーパーファミコンは圧倒的なシェアを持っていました。コントローラーの多ボタン化が進み、ハードウェアの拡張が積極的に行われたのもこの時代の特徴です。このころアーケード市場では対戦型格闘ゲームの人気が高く、SNKは圧倒的な人気を博していました。1990年にリリースされたSNKのNEOGEOはアーケードのシステムをそのまま家庭用に移したことでマニアの間では高い評価を得ていました。

ポリゴンを特徴とする3Dゲームの時代

1994年にこれまでゲーム界ではノーマークだったソニーがプレイステーションを引っ提げて参入したことが、ゲーム界の歴史の大きな転換点になりました。この時代のゲームはカセット方式に代わって光ディスク方式が主流となったことに特徴があります。3Dゲームが一般的となり、ポリゴンという名を知らないゲーマーはいないほどになりました。ゲーム機の開発競争は熾烈を極め、有名な大手セガがドリームキャストを最後にハード事業から撤退するなどの動きが見られました。ソフト開発の進化も目覚ましく、アニメ調の3D技法「トゥーンシェーダー」の技術などもすすみました。歴史的にみると国内ゲーム界の全盛期とも位置付けられ、多くのビッグタイトルを生み出した特徴的な時代であり、経済的にも計り知れない貢献がありました。

オンラインを特徴とする時代へ

2000年代に入ると家庭ゲームの歴史は停滞期に入っていくことになります。プレイステーション2は当時高価な品だったDVDの機能を持つことからハードの売れ行きは好調でしたが、ソフトは売れないという状況になっていきます。このころに特徴的なのはパソコンによるオンラインゲームの人気が高まっていったことです。パソコンでも据え置きゲーム機でも遊べるというマルチプラットフォーム作品が当たり前になっていきます。家庭用ゲームは子供のものという風潮さえ見られ、パソコンが爆発的に普及したことで、オンラインゲームは大人気ジャンルに成長していきました。オンラインゲームへの課金システムやオンラインゲーム依存症が社会問題になるほどでした。

モバイルを特徴とする時代からVR革命へ

ゲームの歴史は据え置き型ゲームを特徴とした長い時代を経て、オンラインを特徴としたゲームへ移り変わりさらにモバイルを特徴としたソーシャルゲームに受け継がれて行きます。スマートフォンが爆発的に普及し、ソーシャルゲームの開発競争が激化しました。かつての名作を取り込んだゲームやパズルゲームが人気を博してソーシャルゲームは最初は非常に好調でしたが、現在岐路に立たされている段階です。さらに近年のVR技術の進化により2016年は歴史的にVRゲーム元年ともいわれるほど期待が高まっています。ゲーム機の歴史がどこに向かって行くのか、まさに今われわれは歴史の目撃者となろうとしていると言えるでしょう。

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