メーデーとはどのような集会でどんな内容なのか - メーデー 2018年5月1日 -

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労働者の権利を主張するためのデモ

労働の日であるメーデーには、各地でデモや集会が行われます。その内容はどのようなものなのでしょうか。

一般的には労働者である市民が、それぞれの権利を確実に行使できるような労働環境を勝ち取っていこうとするために、メーデーにおいて宣言をします。集会の参加者で団結をし、そしていわゆる「団結ガンバロー」という連帯のシュプレヒコールを上げてデモ行進を行うことが通例です。

政治的にもリベラル色強い集会ですので、現体制に対峙するあるいは反対の意思表示をするプラカードなどを掲げるというものメーデー集会でよく見かける光景となっています。

内容についてはその集会の参加対象によって多少の違いはありますが、多くの集会が5月1日に開催され、ある程度共通化された内容となっています。

最大規模のメーデーは

戦後の日本で最大規模との見方もあるメーデーは、終戦後間もない1946年に開催された食料メーデーと呼ばれる集会です。その内容は、終戦による食糧不足と政府による配給の遅延に対して大きく講義するものとなりました。

当時の報道ではおよそ25万人が東京千代田区の皇居前に集結するという、かなり大規模な集会となっており、幼い乳児をおぶった主婦が食糧不足の現状を訴えるなどの内容でしたが、次第にデモ隊が皇居内に突入しようとするなどの混乱が発生しました。

デモ隊のリーダーが「人民の総意を汲み取り、適切な指導を願う」との上奏文を天皇に提出するなど、現在では考えられないような過激な内容であったようです。

参加者の多くが労働組合員とその家族

現在のメーデー集会は、労働組合員とその家族の参加が一般的となっています。多くの会場で同時多発的に開催されるため、多くの動員がないと目に見えるデモ行進や集会の参加者人数の見栄えがよくないために、組合員には全部動員がかけられます。

参加者事態の年齢層や性別についてはまちまちですが、近年の高齢化や若者の組合離れなどが加速している影響によって、メーデー集会の参加者の多くが40代から50代の労働者が中心となっています。また退職者の任意団体や女性団体も参加するケースもあります。

組合員の家族も動員することがよくありますので、小さな子どもや学生がデモ行進に参加しているという光景も見られる場合があります。

年々参加者や集会規模は縮小傾向に

集会参加者の主体である労働組合が退潮傾向となっていることや、生産年齢人口の減少、そして若者の価値観の多様化にともなって、メーデー集会の規模は年々縮小傾向にあります。

盛んだった時期はまるで祭りのような賑やかさを誇っていた集会を開催していた地区も、現在ではデモ行進もなく小さな会場でひっそりとした開催となっているケースも少なくありません。

また、地区メーデーそのものを開催するだけの人員が確保できずに、開催を見送る地区も出始めているのが現状です。

過去も現在も、現政権や政府に対する不満を対外的にアピールできる内容の集会であるのですが、政治への無関心さなども加速していますので、若者の参加が特に減っているという傾向があります。

地域や構成団体でさまざまな内容

もちろん労働者が権利を主張しなければ、一方的に搾取されるだけの存在になってしまうという危険性がありますし、国民として声をあげて受け入れられないものにはNOという意思表明をできる場という観点では、メーデー集会が重要なものであるということが言えるでしょう。

内容に関心を持つ人が少しでも増えるように主催者側も様々な工夫をしてアピールを行っているようです。地区ごとに開催母体が複数ある場合なども見られますので、運営主体がどの労働組合なのか、どの党が後援となっているのかも確認すると興味深いものです。

地域ごとに少しずつその集会の内容に違いがあるメーデーですが、これを機に関心を深めていくといいかもしれないですね。

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