世界パスタデー - 2018年10月25日 -

10月25日は1998年に制定されてから、世界中で様々なイベントが開催されるようになった、「世界パスタデー」です。
この記事では世界パスタデーの由来は何かということと、今や世界的人気料理となったパスタの歴史を紐解いていきます。

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日本で大流行したパスタ、ナポリタンの由来と歴史

今や日本でも非常に人気の高い料理の一つであるパスタ。そのパスタに関する記念日として世界パスタデーという日が制定されているということは、その由来も含めて日本ではまだあまり知られていません。そもそも日本のパスタの歴史をたどってみると、少し前の時代にポピュラーだったのは、ナポリタンでした。

ナポリタンはナポリ生まれではなく実は横浜生まれなのだそうです。ナポリタンの由来は横浜のホテルニューグランドの4代目総料理長、高橋清一がナポリで食べられているパスタをヒントに日本風にアレンジして作ったパスタに「ナポリタン」と命名したことだそうです。昭和40年代以降にナポリタンは日本で大流行しましたが、今は懐かしのメニューになっています。

世界パスタデーの由来

「世界パスタデーなんて、聞いたことないよ」とおっしゃる方も多いかもしれませんが、毎年10月25日は世界パスタデーという事で、EUやイタリアを中心としてパスタの販売促進キャンペーンが行われています。世界パスタデー制定のきっかけとなったのが、1995(平成7)年10月25日にイタリアのローマで開催された第1回世界パスタ会議。その会議の記念として1998年に制定されたというのが世界パスタデーの由来です。

日本ではこの日の前後1週間、北海道から沖縄までの日本全国のイタリアンレストラン(約100店舗)で、食事をした人にBarilla(バリラ)のパスタがプレゼントされるというイベントが行われました。尚バリラのパスタには細かい斑点が見える場合があるのですが、これははデュラム小麦のセモリナに由来するもので品質には全く問題はないそうです。

パスタの発祥から現代のような調理法への歴史をたどる

パスタの発祥地は様々な説がありますがイタリアという説が一般的です。また、生パスタと乾燥パスタはその歴史も違うと言われています。いずれにせよ、古代ローマの時代から食べられていたと言いますからパスタの歴史は非常に古いものと考えられています。但し古代ローマ時代のパスタは、現在のような茹でる調理法とは違い、「焼く」とか「揚げる」という調理法だったようです。

現代のような食べ方になってきたのは17世紀頃。トマトがヨーロッパに流入したことがきっかけです。16世紀前半、スペイン人が南アメリカからトマトを持ち帰りました。現地では「トマトゥル」と呼ばれていたのが由来でトマテとなり、のちにトマトとなったそうです。そしてナポリ地方を中心にイタリアでもトマトの栽培が盛んになりました。誰が発見したのかはわかりませんが、パスタとトマトは非常に相性が良いという事がわかり、その組み合わせの調理法がイタリア全土に広がりました。その後トマトパスタがイタリアから周辺地域に広がっていくという歴史をたどることになり、世界パスタデーの制定にまでつながることとなりました。

古代のパスタや、初めて日本にきたパスタは何か

歴史をたどってみた時、古代ローマ時代に食べられていたというパスタは現在のような麺の形ではなく、プルスといわれる小麦粉のお粥と言われています。世界で初めて食べられたパスタはこのプルスと言っていいでしょう。次に、日本におけるパスタの歴史ですが、初めて日本にパスタがきたのは、幕末で場所は九州。ヨーロッパからマカロニが持ち込まれたのが最初と言われています。尚、このマカロニという言葉の由来ですが俗説で面白いものがありました。マルコ・ポーロが中国から小麦粉を練った食べ物を持ち帰った際、これを教皇に献上したところ、あまりのおいしさに「おお、すばらしい(Ma Caroni)」と言ったことが由来だそうです。

ただ、長いパスタの麺は、明治5年(1872年)年、横浜の外国人居留地の西洋料理店に「素麺(そめん)」としてお目見えしたようです。次いで明治28年になると、イタリアから帰ってきたシェフが、新橋の店でメニューの中にパスタを書き込んでいるそうです。このような長い歴史をたどってきたことで、パスタは世界中で人気となり、世界パスタデーが制定されるまでになったのです。

世界パスタデーをきっかけとしたパスタの未来

世界パスタデーの由来から、パスタの古代から現代までの歴史をたどってみましたがいかがだったでしょうか?パスタが古代ローマの時代から食べられているという事は、2000年もの歴史がある食べ物だということです。パスタがこれほどまでに世界中で愛されるようになったのは、トマトと相性が抜群であることが見つけ出されたことがきっかけだったようです。

日本では日本人向けにアレンジされたパスタとして、ナポリタンが爆発的に全国に広がりました。その後海外旅行ブームやイタリアンレストランが次々オープンしたことから、現在では日本でもイタリア風の本格的パスタが人気となっています。ただ、タラコパスタなど、日本独自のパスタも根強い人気があります。世界パスタデーをきっかけに、今後またパスタに新しい流れが生まれていくことでしょうし、更なる発展をしていくことで、未来に向かって新しいパスタの歴史が作られていくことでしょう。

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