世界結核デー(World TB Day) - 2018年3月24日 -

世界結核デーの起源や語源、歴史、
また世界結核デーに行われる行事など世界結核デーに関することを解説。

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世界結核デー(World TB Day)

国際会議において国に限らずに起こる事象において注目させるための世界デーというものが制定されています。その世界デーには病気関連が最も多く、その病気関連での世界デーで一番最初に制定されたのが世界結核デーです。世界結核デーとは1882年にドイツの科学者ロベルトコッホが蔓延する正体不明の風邪の症状を検体から採取した際に、その中に感染者と共通する細菌を見つけたことが始まりとなります。その後細菌の名前を結核と名づけたのが3月24日であったことから、1997年の国際会議において毎年3月24日は世界結核デーとなったのです。

世界結核デーがここまで広がった由来というのは、結核という病気が過去の病気ではなく現在進行形の病気であるためです。結核菌が発見されていなかった1882年以前は症状が出てしまったら即座に隔離し、その後症状が緩和したら病棟に戻しそれ以外は命が尽きるのをただ待つだけだったのです。1882年に細菌が発見され、その細菌の活動を抑制する薬が開発され一時は症状が重症化すること自体が少なくなります。しかし結核菌は強い適応力を持つため抑制する薬に対応する種類も派生しており、結核菌との戦いは現在も行われているのです。

世界結核デーは日本ではいつぐらいから盛んになってきたのかというと、世界結核デーが制定された1997年からです。日本と結核との戦いは昔からあったもので、歴史上の人物でいえば新選組の沖田総司から幕末の志士高杉晋作そして正岡子規といった著名人も結核に冒されていたことが分かっています。江戸時代末期から1965年までの間は、日本の住環境は悪かったこともあり結核菌に冒され命を落とす人が多かったのです。それだけに1997年に提唱されてから、日本では1965年にwhoに加入してから活動が盛んになったのです。

最近の世界結核デーの特徴としては、現在から40年後の2050年までに結核のない世界を実現することを目指しています。その活動を促進するために2000年にジュネーブで、国際機関や政府だけでなく民間企業や非営利団体と患者団体など様々な団体が参加する分野横断的な連合体としてストップ結核パートナーシップが結成され世界各国で活動が展開されています。その活動の特徴としてはテレビのコマーシャルで啓発を行ったり、街頭でチラシなどを配り検査機関で受診できる方法などが記されています。

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