私たちを守る赤十字の活動の種類 - 世界赤十字デー 2018年5月8日 -

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多岐にわたる赤十字の活動の種類

赤十字の活動と聞いて、まず思い浮かぶのは街で行われている献血活動や、赤十字病院といった医療機関という方が多いのではないでしょうか。

赤十字のルーツは1859年にイタリア統一戦争で負傷者を中立的に救護したスイス人の実業家アンリー・デュナンにさかのぼり、その後締結された「国際人道法」と呼ばれるジュネーブ諸条約の内容が赤十字の活動の基盤となっています。

主な活動の種類は、医療現場への人材派遣や人材育成、紛争地帯や災害現場での救護活動、血液製剤の提供、社会を支えるためのボランティア活動など多岐にわたります。

苦しんでいる人を救い、いかなる状況下でも人間のいのちと健康、尊厳を守ることを使命とする赤十字は、世界中で人々を救うべく活動しているのです。

国内外における救護活動

救護活動は、医療現場で働くことが多い赤十字ではメインとなる種類の活動といっていいでしょう。国内での災害に備え、赤十字病院の医師・看護師を中心に編成される救護班を全国で編成し、災害発生時にはただちにこの救護班を派遣し、診療やこころのケアなどの活動を行っています。

また、備蓄している救援物資の配分や、血液製剤の配給、災害義援金の受付・配分など、被災地に必要な物資の配給や、復興のために必要な義援金を集めます。

さらに世界では、災害だけでなく紛争や戦争が行われ、多くの命が危険にさらされています。赤十字では190か国に広がる世界のネットワークを利用し、活動を行っています。

被災者への医療支援はもちろんですが、復興支援や防災などの災害マネジメント、疾病や感染症を防ぐための保健衛生分野等数多くの種類の活動を展開しています。

日常に役立つ講習活動の種類

日常の中で突然起こってしまう事故など、私たちはいつ危険な状態になってしまうかわかりません。そうした知識を学べる種類の活動が、赤十字が行っている講習活動です。

赤十字では、そうした「いざというときに、何をすればいいのか」を学べる救急法や、高齢期を健やかに生きるために必要な健康増進の知識や、介護方法を知ることができる健康生活支援講習といった、講習を通じて地域の人々にいのちを救う技術と知識を教えています。

AEDの使い方や、人工呼吸のやり方、搬送方法といった、負傷者に対する手当や、水上、雪上といった特殊な環境での安全法も学ぶことができます。

さらに、赤十字の各支部で行われている講習を受講し、検定に合格すると講習の指導にあたる指導員として活動できます。そのほかにも多くの種類の検定を行い、救急法や安全法を周知させる活動にも尽力しています。

医療現場での活動と、人材育成

日本赤十字社は、全国で92の病院を運営しており、医療機関として地域医療に貢献することの他にも、災害時における国内外への人材派遣といった種類の活動も盛んです。

そして赤十字病院の他に、看護大学や専門学校、助産師学校といった看護師等の教育にも取り組んでいます。このような看護師等の教育機関では、国が定めた科目以外に、赤十字について理解する「赤十字概論」や、災害医療について学ぶ「災害看護論」などの特色ある教育を行い、医療現場を支える人材の育成に力を入れています。

また、社会的な支援を必要とする人々が安心して元気に生活できる社会を目指し、様々な社会福祉活動を行っています。事情により家庭で生活できない子どもや、介護が必要な高齢者、障がい者の方々が、自立した生活を送れるよう全国で28の社会福祉施設を運営して、生活支援を実践しています。

医療に必要な血液事業

赤十字が行っている代表的な種類の活動が、血液事業です。全国54の血液センターと188の付属施設と本社直轄施設において運営されています。

街でよく見られる献血会場で、血液を提供できる人から、献血してもらい採血をします。この血液は各地域の血液センターに届けられ血液製剤となり、医療機関に届けられます。そして、病気やケガの治療などあらゆる種類の理由で、血液を必要としている患者の方々に提供されます。この血液事業は、献血によって支えられ、治療のため血液を必要とする多くの方が救われています。

以上のように、多くの種類の活動を赤十字は行っています。それは病気やケガで困っている方だけでなく、日常に潜む健康に対する脅威から、私たちを守る術を教えてくれます。そして、世界中の人々のいのちと健康と尊厳を守っているのです。

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