体育の日に際して〜体力測定と子どもの体力〜 - 体育の日 2017年10月9日(10月第2月曜日) -

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体育の日の制定について

体育の日はご存知でしょうか。10月10日と記憶されている方も多いと思いますが、実は違います。

1964年、日本が高度経済成長に沸いていた頃大きな国際的イベントが日本で開かれました。第一回東京オリンピックです。戦後の焼け野原から復興し人々の努力により急成長を遂げ、先進国の仲間入りを果たしたことを世界に示すまたとない機会であった東京オリンピック。その開催日は1964年10月10日でした。

歴史的なその日を、1966年に国民の祝日「体育の日」としたのです。

しかし、2015年の体育の日は10月12日でした。

実は2000年に改正祝日法が施行され、その中にハッピーマンデー制度というものがありました。体育の日もその制度により、2000年からは10月の第2月曜日というようになったのです。

ちなみに2016年はちょうど10月10日が第2月曜日です。

なぜ10月10日なのか。

東京オリンピックの開催日が体育の日ということでしたが、そもそも東京大会は夏季オリンピックです。リオデジャネイロオリンピックも8月5日に開催です。10月は日本的にも世界的にも秋です。

この日が開催日になったのは日本の気候にあります。日本の夏は高温多湿のため、夏は長時間続けるスポーツには適した季節ではありません。湿度が高いというのは、発汗作用がうまく調節できず脱水症状や熱中症の原因になります。2004年のアテネオリンピックの女子マラソンで有力選手が次々と途中棄権をしたのがいい例です。日本の夏はそれ以上です。

さらに日本には毎年必ず台風が接近します。8月〜9月というのは台風接近のピークです。そういった大きな天候不順を避けるため、気象庁のデータにより晴れの可能性が高い10月上旬に開催日が設定されました。

体育の日と子どもの体力

体育の日になると、メディアでは小・中学生の体力測定の結果を報じるところが多いです。子どもの体力測定は新体力テストという方法で測られます。

子どもの体力は1984年をピークに低下の一途を辿りました。原因として、都市化が進み遊ぶ場所の減少、遊ぶ道具の変化により運動量の減少、生活スタイルの変化などが挙げられます。文部科学省からは体力向上のために様々な施策が示されていますが課題は大きいです。

10月第2月曜日には、体育の日にちなんで、国民にスポーツに興味を持ってもらうためのイベントが各地で行われています。有名アスリートがスポーツ教室を開くことも恒例となっています。また、出雲全日本大学駅伝選手権や、モータースポーツの最高峰、フォーミュラ1などもこの日に開催されます。

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