処暑 8月23日頃

処暑の起源や語源、歴史、
また処暑に行われる行事など処暑に関することを解説。

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処暑(しょしょ)とは

処暑とは、二十四節気の一つで14番目にあたります。二十四節季は、元々は中国の戦国時代の頃に、太陰暦による季節のズレを修正し、季節を春夏秋冬の4等区分にするために考案されました。処には終わらせる、終わる、収まるという意味があり、処暑は「厳しい暑さが終了する時期」という意味になります。「処理」と同じ使い方ですね。暦ではそれが起こる日を、天文学ではその瞬間を処暑としています。8月23日頃がそれにあたり、期間としては次の節季「白露」の前までです。

二十四節季中、日本では春分、夏至、秋分、冬至がよく使われますが、二十四節季が成立した中国では、最も昼が長い夏至から少しずつ暑くなり、立秋でピークに達し、徐々に寒くなっていきます。ここからは日中の最高気温が下がり続けるので、「暑いのはここまで」という意味で処暑と名づけられました。日本では中国と気候にズレがあり、処暑の8月23日はまだまだ暑い日が続く地方も多いので、暦の上では処暑、という使われ方をします。

日本では、江戸時代の頃に用いられ始めた暦から採用されました。しかし、元々二十四節気は中国の気候を元に名づけられたものなので、日本の気候とは名称が合わなかったり、時期にズレがあります。そのため、補足するために二十四節気に加え、土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの「雑節」と呼ばれる季節区分を取りいれ、日本の旧暦が完成しました。現在も、中止になったものの日本気象協会が現代日本の気候に合わせた新二十四節季の創造を目指すなど、私達の生活に大きく影響しています。

処暑は8月23日です。この日は二百十日、二百二十日と共に台風襲来の特異日とされています。有名なのは1960年8月23日で、この日は同時に五つもの台風が接近し、丁度ローマオリンピックの開催期間でもあったことから、五輪台風と呼ばれました。2016年も11年ぶりに関東に上陸した台風9号が、北海道に再上陸し、北海道はこの台風も含めて一週間に3個も台風が上陸しました。これは1951年の統計開始以来初だそうです。

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