十五夜と秋の七草についての豆知識を - 十五夜 2018年9月15日頃 -

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十五夜とはそもそもいつか

十五夜は元は旧暦の8月15日でしたが、現在は年毎に変わります。その年によって月の満ち欠けの周期が違うので、旧暦の8月15日も必ず満月ではありませんでした。月と地球の軌道がずれる為、この軌道のずれによって14日から17日間、その年ごとに変わります。

旧暦の8月15日は1年のなかで最も月が美しいとされ、「中秋の名月」とも呼ばれます。この十五夜から1ヶ月後の旧暦9月13日(新暦の10月中旬から下旬)にもお月見をする風習があり、これを十三夜または「後の月」と呼ばれます。

お月見の十五夜か十三夜どちらか一方しか観ないことは「片見月」といい、縁起が良く無いとされています。出来る限り2回のお月見を楽しめるように、準備をしておきましょう。つぎは秋の七草についてです。

秋にも七草があります

春の七草は長い冬が終わり、新芽の滋養をお粥にして食す事で無病息災を祈願しました。これに対して秋の七草は、秋から冬に向かう前に咲く花を慈しみ愛でるものです。

この風習は奈良時代から平安時代に、貴族の間で始ったとされています。農作物の収穫を祝い、翌年の豊作を願うことから行われました。十五夜に供えられる秋の七草として代表的知名度があるのはススキでしょう。

十五夜でススキを供えるのは、稲刈りの時期ではないために、稲穂に見立てて飾ります。月の神様(月読命・つくよみのみこと)はススキに依し代として降臨するとされました。

ですので正式にお供えする場合は、ススキは1本入れて置きます。ススキをお供えするのは江戸時代には関東中心の風習で、他の地方では行われていませんでした。

秋の七草の由来は万葉集

秋の七草の由来は、奈良時代の歌人である山上憶良が詠んだ2首の歌が起源とされます。万葉集に収められている歌に「秋の野に咲きたる花を指折りかき数えてみれば七種の花」と、「萩の花尾花葛花なでしこの花をみなえしまた藤袴朝貌」があります。

この歌が元で、秋の七草はススキ・萩や女郎花・藤袴・なでしこ・葛・キキョウなどの花が親しまれてきました。

朝貌は朝顔のことなのですが、山上憶良の時代にはまだ存在しない花なので、キキョウのことのようです。萩の花をお供えするのは、神様がお供え物のお団子や季節の野菜を頂く為のお箸という意味があります。

また葛などの蔓はどこまでも伸びる様子が繁栄を表し、縁起が良いとされています。そして萩やススキには魔除けの意味もあるといわれます。

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