国際人種差別撤廃デー(International Day for the Elimination of Racial Discrimination) - 2018年3月21日 -

国際人種差別撤廃デーの起源や語源、歴史、
また国際人種差別撤廃デーに行われる行事など国際人種差別撤廃デーに関することを解説。

-AD-

国際人種差別撤廃デー(International Day for the Elimination of Racial Discrimination)

毎年3月21日は、国際人種差別撤廃デーです。これは数多くある国際デーの1つで、1966年に国連総会にて制定された記念日です。この記念日は文字通り、世界中から人種差別を撤廃しようという目的を持っており、この日に合わせて各地で様々な人種差別撤廃を求めるイベントが行われます。世界中のどのような人も、人種や性別、信条などにより差別されるべきではありませんが、まだまだ世界中には人種差別を含め様々な差別が残っています。

1960年3月21日、南アフリカのシャープビルで、この国で当時行われていた人種隔離政策(アパルトヘイト)に反対する平和的デモ行進が行われましたが、このデモ行進に対し警官隊が発砲して69人が死亡しました。このシャープビル虐殺事件を契機として、国連は公に人種差別の撤廃に向けての活動を開始したのです。このような経緯から、この日を忘れることなく、人種差別撤廃へ向けて取り組んでいくために、3月21日を国際人種差別撤廃デーとして制定しました。

日本は単一民族国家であることで知られており、人種による差別というものはあまり馴染みのない問題と感じる人も多いかもしれませんが、日本にも外国人への差別やその他様々な差別が存在します。最近では日本でも、国際人種差別撤廃デーにイベントが行われるようになり、例えば2014年には、差別反対東京アクションの主催で、東京渋谷で「人種差別撤廃のための渋谷デモ」や「ヘイトスピーチにNO! 大会議」」などが開催されています。

国連人種差別撤廃委員会(CERD)では、毎年テーマを決めて人種差別撤廃へ向けて取り組んでおり、人種差別撤廃条約の締結国に対して定期的な審査を行っています。日本に対しては、アイヌ民族や沖縄住民への差別、朝鮮学校の生徒や部落民へのヘイトスピーチに関する問題などが提起されていますが、近年の国際人種差別撤廃デーには、このような問題に関しての集会や意識調査などが盛んに行われているようです。このような背景の中で日本では、人種差別を禁止する基本法の早期制定が望まれています。

この記事が気に入ったらいいね!しよう