大晦日に蕎麦を食べるのはどうして? - 大晦日 2017年12月31日 -

-AD-

大晦日に蕎麦を食べる理由

一年の締めくくりとなる大晦日では年越し蕎麦を食べるのが日本の文化となっており、ある調査では日本人の半数以上が大晦日には蕎麦を食べると答えているとされるほど一般的なものになっています。

ですがどうして大晦日に蕎麦を食べるのかということは今一つ知られていないところがあるのも事実でしょう。

ではどうしてなのかというと、これにはいくつかの説があり、最も有名なのは蕎麦が細く長いことから「長生きができますように」という願いをかけているというものです。

実際こうした文化は古くから日本中で見られるものになっていますから、間違っているものでは無いでしょう。

ですが説とされるのはこれだけではなく、他にもさまざまな由来があるとされているのです。

ではこの他にはどういった説があるのでしょうか。

「お金」に関連する説

まずは説の中でも「お金」に関連するものです。

これは特に金箔に関連している部分が大きいのですが、古くから金箔を扱う職人は金粉・銀粉を集めるためにそば団子と呼ばれるそば粉から作られた団子を使って集めていたとされています。

このそば団子で金を集めるという様子が転じて「年越しに蕎麦を食べれば翌年はお金に恵まれる」という文化に繋がったというのが一つのです。

また麺が細く切れやすいことから「借金などの悪いお金や悪い縁を断ち切る」という意味があったとするのも一つの説であり、この説は「麺の一本でも残すとその次の年はお金で苦しむ」という迷信があることからも信憑性が高いと言えます。

お金による経済が人類史に登場して以来お金に悩む人は一般民衆に非常に多かったわけですから、そうした願掛けの意味があったというのはかなり自然な説と言えるでしょう。

健康面から考える由来

さて、少し違った方面から由来を見ていくと、そこでは「健康のため」という由来が出てきます。

まずこの年越し蕎麦の文化が始まったのは江戸時代ごろとするのが最も有力な説なのですが、この江戸時代の江戸には「江戸患い」という病気がありました。

これは現代で言うところの脚気であり、ビタミンB1が不足することによって引き起こされる病気です。

江戸の民衆は裕福さの象徴としてビタミンを含む胚芽を落とした白米を食べるのがステータスとされていたのですが、これによってビタミンB1が不足して脚気が蔓延したわけです。

しかし蕎麦にはビタミンB1が豊富に含まれていたため、これを食べると江戸患いが治り予防できるといったことが経験則的に広まり、健康のために食べる文化が広まっていったのです。

もちろんどれが本当に正しい説なのかはわかりませんが、さまざまな説が始まりとして扱われているのです。

この記事が気に入ったらいいね!しよう