寿司の日 - 2018年11月1日 -

寿司と言えば日本を代表する料理と言って異論のある方はいないでしょう。しかし、その歴史や由来はあまり知られてはいません。
また、同じように意外と知られていないのが寿司の日というものが11月1日であるということです。

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寿司は今や全世界で食べられています

寿司と言えば日本人の中でも大好き、という方が多い、日本ならではの代表的な料理、と言っても良いでしょう。また、寿司はいまや日本だけでなく海外でも大人気で、日本食と言えば寿司、という認識は多くの外国人が思っていることでもあります。しかしこれは実は不思議なことと言えるでしょう。というのも、地域にもよりますが特に欧米系では魚の生食文化というものに馴染みがなく、敬遠されているからです。

これには特にアメリカで最近健康食品が人気であることと関連があります。日本食のヘルシーさが注目されると同時にカリフォルニアロールなどのアメリカ独自の寿司が開発され、それがかなり人気となったのです。そういった寿司に慣れた人たちは、次に日本の本格的な寿司にも興味を持つようになりました。

11月1日が寿司の日と決められたその由来

ただ、そんな日本だけでなく人気のある寿司でも、実はあまり知られていないことがあります。それは、寿司の日の存在とその由来、そして寿司そのものの由来と歴史です。実は11月1日は寿司の日と決められているのです。この寿司の日が決められたのは1961年のこととなります。この年、全国寿司商環衛連が毎年11月1日を寿司の日とすると発表しました。では、なぜ11月1日を寿司の日としたのでしょうか。

なんとその由来は、歌舞伎に関係があります。歌舞伎の演目の一つに義経千本桜、というものがあるのですが、この登場人物である弥助という人物が寿司屋の先駆けだと言われているからなのです。ただこれだけでは、11月1日を寿司の日としたこととは関連がありません。実はこの弥助、もともとは平維盛という名前でした。それが寿司屋となり弥助と名前を変えた日が、11月1日なのです。このことから、11月1日が寿司の日、ということになりました。

寿司の歴史の始まり、初めて作られた寿司とは

寿司の日の由来は歌舞伎であることはお話しました。では、初めて作られた寿司というものはその歌舞伎の中で作られた寿司なのでしょうか。それは、寿司、というものがどんなものかということにも関わってきます。

まず、今の主流である握り寿司です。この形の寿司ができてきたのは実は比較的最近で、江戸時代後期のこととなります。それまで主流であった馴れ寿司や押し寿司などに代わり、屋台で、その場で酢飯を握って魚を載せて提供する、という今の形に近い寿司が登場したのです。これが握り寿司の由来だと言えるでしょう。ただ、寿司そのものの歴史はもっとずっと古いものとなります。押し寿司、そしてもっと由来が古いものと言える馴れ寿司はかなり以前からあったのです。

その後、現代までの寿司の歴史

では、寿司そもそもの由来はどんなところから来ていて、どんな歴史があるのでしょうか。寿司、というものの由来は実は東南アジアにあるといわれています。東南アジアの山地に住む人々が魚を保存するために穀物などに魚を混ぜ、発酵させて保存していた、いわゆる馴れ寿司というものがその由来だというのが有力な説です。

その後、その馴れ寿司が歴史の中で日本にやってきたのは奈良時代のこととなります。この頃、中国や朝鮮半島を経由して馴れ寿司の原形とも言えるものが伝わってきたのが当時の文献にも残っているのです。そして、それから寿司は姿を変えながら長い歴史を歩んでいきます。室町時代後期には馴れ寿司のように時間を掛けて発酵させるのではなく、魚が半生で、米も原形を保ったままで食べる形のものが普及していき、安土桃山時代にはこの頃生まれた酢を乳酸発酵の代わりに使った押し寿司が広まりました。そして江戸時代です。先ほど書いた通り握り寿司が開発され、江戸で寿司の歴史は花開くこととなります。この時代に磨かれた寿司の技術は今も進歩し、引き継がれているのです。

寿司はこれからも愛されていくでしょう

寿司の日の由来、そして寿司がこれまで辿ってきた歴史についてはお分かりいただけましたでしょうか。その後、江戸時代に一般庶民のものとなった寿司は再度高級なものとなり、そして、回転寿司の登場とともにまた一般的な料理となってきました。

そしてさらに、寿司は今も進歩を続けています。海外で様々な創作寿司が作られもてはやされているのも、一つの寿司の歴史だとも言えるでしょう。寿司はこれからも全世界で愛されていくことは間違いないと言えます。また、11月1日は寿司の日にちなんで様々なイベントが各地で行われています。この日は、寿司を食べて寿司に関するイベントに参加して楽しむ、といったことをしてみてはいかがでしょうか。

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