小満 5月21日頃

小満の起源や語源、歴史、
また小満に行われる行事など小満に関することを解説。

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小満(しょうまん)とは

一年を12の節気と12の中気交互に置いて二十四の節気に分けた中の、立春から数えて8番目にあたる節気が小満です。太陽黄経(地球を中心として、その周りを太陽が通る軌跡のこと)が60度になるときのことを指しています。
小満は、旧暦では四月頃を表す言葉でありましたが、新暦だと5月21日頃を表す言葉になります。
また、この言葉は期間としての意味も持っていて、この日から次の節気である芒種前日までの期間のことを指しています。

小満の言葉の由来は、天候が良くなり全ての物が段々と成長し一定の大きさになってきて、空や大地に満ち始めることからだと言われています。小満の始まりの時期には、田や畑などが実を付け始め、植物や虫などの命あるものが輝きを増す時期を表しています。二十四節気をさらに約5日ずつに分けて表した七十二候では、小満はそれぞれ、一つ孵化した蚕が桑を食べ始める時期、二つ紅花が咲く時期、三つ麦が実る時期という意味を表しています。

七十二候で小満は、孵化した蚕が桑を食べ始める時期を表していました。この養蚕(蚕を育てて繭をとることを)ですが、日本へその技術が伝わったのは紀元前200年程昔、稲作と一緒に中国からの移民が伝えたとされています。江戸時代になると中国からの生糸の輸入が主になりますが、江戸時代末から政策として製糸の機械化が進められました。
明治時代(1930年代)には最盛期を迎え、農家の40%で養蚕が行われ、この時期は大事な目安として人々の暮らしに広く親しまれていました。

昨年の麦畑がだんだん育ち、黄色くなってくる頃で、百姓たちがほっと安心し少し心が満ちるから小満という説もあります。
衣替えは6月頭なので、この時期から夏服の準備を始めるとよいです。
また、この時期は関東で真夏日になることもありますが、西日本では走り梅雨(本格的な梅雨に入る前のぐずつく天候のこと)がみられることがあります。この後晴れた日が続き、その後本格的な梅雨に入ります。そのため沖縄では、次の節気と合わせた小満芒種(すーまんぼーすー)という言葉が梅雨の意味で使われています。

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