左利きのメリットは?デメリットは? - 左利きの日 2018年8月13日 -

左利きはメリットも、デメリットもあります。右利きの人が左利きの人が置かれている状況を広く知ることは、利き手に関係なく誰もが快適に安全に生活できる環境を生み出していくきっかけになるのです。

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8月13日は左利きの日

8月13日に設定された左利きの日はどのような意味を持つのでしょうか。その由来はイギリスの左利き用品専門ショップの「Anything Left-Handed」などが1980年代後半より提唱したことが始まりとされています。「Anything Left-Handed」では、左利き用の文房具やキッチン用品などの日用品などが販売されています。

イギリスにおいて左利きの生活環境の向上を目的に、より多くの左利き専用の製品が開発されるように世界中に左利きの情報とアドバイスをWeb上で発信する活動をしている「Left-Handers Club」は1992年8月13日を左利きの日と設定し、右利きにこだわらずに、誰もが安全に使える道具を開発していくことの必要性をメーカーに対して呼びかけました。8月13日は提唱者の誕生日からその日に決められたとされています。

8月13日の左利きの日は、左利きについて改めて考えてもらうための啓発を目的としたイベントなどがイギリスを中心に開催されています。近年は、イギリスにとどまらずにアメリカや日本でも話題として取り上げられるようになっています。

左利きのメリットは?

人口の1割程度を占めていると言われ、決して少なくない左利きの人のメリットはどのような点にあるのでしょうか。まず考えられることとしては、左利きであることが一つの個性として輝くことです。スポーツ界を考えてみても左利きの選手はその対応が厄介であると言われています。野球選手の左ピッチャーは、左というだけでその価値が上がります。卓球などでダブルスを組む時には、右利き同士であれば、玉を交代で打つためにお互いに大きく移動してよけ合う必要がありますが、右利きと左利きのペアであれば、移動距離も少なくて済むメリットがあります。

また、世界中の環境はその人口の大部分を占める右利きの人が生活しやすい仕様で作られがちです。左利きの人は利き手の逆の手を利用したり、使い方を変えて左で上手く使える様に工夫したりなど、利き手の逆になる右手有利の環境に自然と適応しているのです。利き手以外の右手を使う機会も多いことから適応能力が自然と身に付き右脳も左脳も刺激される結果が、様々な研究で左利きの人は右利きの人よりも知能が高い傾向があると言われている事も一つのメリットともいえます。

左利きのデメリットは?

メリットもあれば当然デメリットも考えられますが。左利きのデメリットはどのような点にあるのでしょうか。まずは一番のデメリットとして挙げられることは、右利き仕様に造られた環境で生活する不便さと言えます。

ハサミや包丁、缶切りなどは右利き仕様でほとんど作られています。左利き仕様のものは買う店も選びますし、消費人口が少ない分どうしても割高になってしまいます。自動改札は右手で切符を通して通過するようにできていますし、ドアノブも右手で開けることによってスムーズに出入りが出来る作りになっています。席順も左の対角線上に座らないと、隣の人と肘が当たってしまいます。

そのほかのデメリットとしては、文字の書きにくさも挙げられます。正式書類などに多い横文字は、日本語・英語を問わずに左から右に書いていきます。左手で書いていくことは、傍から見ていても分かる様に書きにくくなるデメリットがあります。特に毛筆は、文字の入りや止め、払いなど必要な動きや力加減は右手用に出来ています。左手のままでは非常にかきにくい為、右手で毛筆の練習をした、左利きの人は少なくありません。

右利きに矯正するメリットとデメリットは?

一昔前までは当然の様に主に親の指導によって、子どもの頃に右利きに矯正されていました。近年は左利きも一つの個性として、無理やり矯正する事は少なくなってきましたが、右利きに矯正する場合のメリットとデメリットはどのような点にあるのでしょうか。

メリットとして一番に挙げられることは、右利きに矯正する事で日常生活における不便さを解消できることです。右利き仕様で造られている環境に右利きで適応できると不便さの解消が出来ます。また、もともとの利き手以外をうまく使えるように訓練するために、脳が活性化されるメリットもあります。

反対にデメリットとして考えられることは、一番に矯正訓練をしている子どもが受けるストレスが挙げられます。左利きの子どもにとって、普通に使える左手の動きを止めて使いにくい右手での生活を強いられることが非常に苦痛に感じる場合もあります。文字が上手くかけずに学校の授業についていけなくなったり、ご飯も美味しく食べられなくなる可能性もあります。また、使いにくい右手でハサミや包丁などの道具を使うことで何かしらの事故につながるリスクも考えられるのです。

左利きの人が置かれている状況を知る意義

これらの事を考えても左利きであるが故のメリットも、デメリットも色々あります。左利きを右利きに矯正する事で生まれるメリットも、デメリットもありますが、一番大切なことは左利きであることも一つの個性としてありのままを社会全体で受け止めるという事です。

もちろん生活に不便さを感じたり、利き手が使いにくい環境であるがために起こり得る事故やリスクも頭に入れておく必要があります。左利きが一つの個性として社会全体で捉えられれば、左利きの人にとっても右利きの人にとっても快適に暮らせる環境を考えていくことが出来ます。

その為にも、右利きの人には実体験として理解しにくい、左利きの人のおかれている状況を広く知ることが出来る環境作りが求められているのです。

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