憲法記念日 - 2017年5月3日 -

憲法記念日の起源や語源、歴史、
また憲法記念日に行われる行事など憲法記念日に関することを解説。

-AD-

憲法記念日とはどんな日なのか

4月から5月にかけての大型連休、ゴールデンウィークを構成する日のひとつである憲法記念日はハッピーマンデー制度に従わない、毎年定まった月日となっています。
それは現在の日本国憲法が施行されたのが1947年の5月3日であることが起源とされているからです。
では現在の日本国憲法はどのような経緯で誕生したのでしょうか。
1945年にポツダム宣言を受け入れたことにより終戦を迎えました。
同時に日本はそれまでの大日本憲法を破棄しなければならないことになります。
これにより国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3原則を踏まえた新しい憲法が作成されることになり、激しい議論の結果、1947年の5月3日に現在の日本国憲法が施行されます。
そして1948年に施行された祝日法によって、国の成長を期する日として祝日になりました。

なぜ施行は5月3日なのか

上記のように憲法が施行されたのは5月3日です。
ではなぜ5月3日なのでしょうか。
当時、新しい憲法を施行する日をいつにするかというのは様々な議論がありました。
最初に候補に挙がったのは5月1日といわれています。
しかしこの日は世界各国で労働者の日、メーデーとして国民に知られていたので、この日に合わせるのは実際上あまりおもしろくないという結論になりました。
次に候補に挙がったのは5月5日です。
この日は節句の日として日本人には馴染みの深い日でもあり、憲法施行を記念する日には相応しいと思われました。
しかしこの日はあくまで男子の節句の日であって、女子の節句の日は関係なく、男女平等を謳う新憲法の施行には相応しくないとされました。
こうした経緯の中で1日と5日の間をとって5月3日に決定されました。

施行日が憲法記念日である理由

現在の日本国憲法が初めて公に知られることになったのは1947年11月3日のことです。
ではなぜこの日が憲法記念日にならなかったのでしょうか。
これについても当時の衆議院と参議院で意見がかなり分かれたといわれており、衆議院は5月3日に、参議院は11月3日にするべきという意見が多かったようです。
そして最終的には先に審議を行った衆議院の意見を尊重した結果、5月3日が憲法記念日となりました。
他にも11月3日は明治天皇の誕生日を祝う明治節であることもGHQ民政局の思惑がどうかという不安もあったといわれています。
また、憲法が公布された11月3日は他のいかなる国もやったことのない戦争放棄を宣言した重大な日として、平和と自由を愛し、文化をすすめる日、文化の日として別の祝日となっています。

憲法記念日の由来のこと

日本では毎年5月3日は憲法記念日として国民の祝日になっています。この日の次の日の5月4日がみどりの日、2日後の5月5日もこどもの日の祝日のため、毎年1回ある3連休の初日でもあります。

この5月3日が憲法記念日として国民の祝日に指定されたことには、しっかりとした由来があります。それは60年以上前のこの日に日本で戦後はじめて憲法が施行されたからです。終戦後、日本には連合国の指導により民主的な新しい憲法が制定されることになったのですが、この日本国憲法が施行されたのが太平洋戦争が終わってから1年以上経過した、1947年の5月3日でした。

新しい民主的な憲法が施行されたことを記念として、それ以降日本では毎年5月3日は憲法記念日として祝日になっています。

憲法記念日の歴史について

日本で初めて5月3日が憲法記念日として祝日になったのは、1949年の5月3日が初めてのことです。これは5月3日を国民の祝日にするということが定められた『国民の祝日に関する法律』が1948年に制定されたからです。x

この法律が公布されて、施行されたのはともに1948年の7月20日だったことから、5月3日の憲法記念日が初めて祝日となったのも、翌年の1949年の5月3日が初めてのことでした。この年以降、毎年日本では5月3日は憲法記念日として祝日になっています。

この日を祝日としたのにはしっかりとした理由も存在して、それはただ単に日本国憲法の施行を記念するということだけでなくて、この民主的な憲法の施行下で国の成長を期待するという意味も込められています。

憲法記念日の施行日と公布日

なぜ日本国憲法の施行日が5月3日になったのかといえば、そこにもしっかりとした由来があります。終戦当時の日本政府では新しい憲法の公布日と施行日をいつにするかということがたびたび議論されてきました。

一般的に法律が公布されてからそれが実際に施行されるまでには、一定の期間が空けられますが、日本国憲法が公布されたのが1946年の11月3日であるために、その半年後にあたる1947年の5月3日が、施行の日になりました。なぜ公布の日である1946年11月3日ではなくて、施行日の1947年の5月3日が憲法記念日に選ばれたかというと、11月3日は明治天皇の誕生日だったからです。

終戦前もこの日は明治節として休日だったのですが、日本では終戦後も日本国憲法の公布をした日として、文化の日という名前で休日になっています。

憲法記念日の語源とは

ゴールデンウィークの真っ只中で、単なるお休みの一つとしてあまり意識されることのない5月3日の憲法記念日。1947年のその日に新憲法である日本国憲法が制定されて、軍国主義から平和主義へと大きく国の方針を転換することとなった大切な日なのです。

憲法記念日が制定されたのは翌年の1948年。「国の成長を期する日」という目的で制定されたこの祝日は、戦後の混乱が収まり安定した新たな出発を象徴するものであり、多くの国民が賛同する中で作られました。

太平洋戦争での敗因から作られた日本国憲法によって、戦後の日本は発展していったのです。憲法は国づくりのためのベースとなる大事な決まりであり、それが始まったこの日も日本国にとって大切な日。ゴールデンウィークに埋もれていますが大切な祝日です。

文化の日との関係について

法律と言うのは施工される前に公布が行なわれます。憲法記念日は日本国憲法が施工された日です。そしてその半年前に公布されたのですが、その公布日・11月3日もまた文化の日として国民の祝日に制定されています。

太平洋戦争など軍国主義だった日本が、平和と文化の発展を願って作った日本国憲法、その公布の日ということから文化の日という名前になっています。5月と11月、まったく関係のない祝日のように見えて、実際には文化の日と憲法記念日とは大きな関係を持っているのです。

今ではただのお休みの日としてレジャーに行くだけの日となっているでしょうが、制定された由来や意味を知って、それに関することを行なう日とするのもよいでしょう。今の日本を作り上げた二つの祝日なのです。

憲法記念日の過ごし方

幼稚園児くらいになるとすでにルールに従って行動をすることになります。そのため日本国憲法とは何かをこともたちに教える日としてもいいでしょう。自分たちの住んでいる日本のことですし、戦争や平和の意味について知るためにも大切なことです。

東京千代田区永田町には憲政記念館というのもありますし、この日はテレビでも話題とされたり全国各地で日本国憲法についての講義も行なわれています。

今の日本の国の平和が実現した歴史を知り、将来のことについて考えることは大切なことです。レジャー地に行くのもいいですが、そういった場に足を運んだり、家族で過ごす中での話題のひとつとしてあげてみたりしてもいいでしょう。

子供たちが生きる未来にも平和が続いていくためにも、大切なことです。

日本における憲法記念日の歴史

毎年5月3日は『憲法記念日』として祝日となっています。この記念日には現在の日本の憲法である『日本国憲法』の施行を記念し、国の成長を期するという意味合いがあります。

ゴールデンウィークを構成する祝日のひとつであるため、一般的には(ゴールデンウィーク)としてひとつに括られる傾向にあります。もともと、日本には明治時代に作成された大日本帝国憲法(明治憲法)がありました。

この明治憲法の公布日は2月11日であり、この日は現在の建国記念日となっています。敗戦後、アメリカ合衆国を中心とする占領軍の命令により、より民主的な新憲法(現在の憲法)が作成されましたが、その公布日(11月3日)は『文化の日』、そして施行日が『憲法記念日』として祝日に制定されているのです。

公布日と施行日で議論された記念日

今でこそ憲法記念日は毎年5月3日となっていますが、この記念日を制定する際には(憲法記念日を公布日の11月3日にするか、施行日の5月3日とするか)で議論が重ねられました。

新憲法下での新しい国にふさわしい記念日の制定は、当時の衆議院・参議院それぞれで議論されており、衆議院では施行日の5月3日、参議院では公布日の11月3日を憲法記念日とする意見が多い状況にありました。結果的には先に議論を行った衆議院の意見を尊重するかたちで、また11月3日は明治天皇の誕生日であり明治憲法下では祝日であったことも考慮され、毎年5月3日が憲法記念日として、そして公布日である11月3日は『文化の日』として制定されることになりました。

こうして現在に至るまで変更されることなく5月3日が記念日とされているのです

世界の憲法記念日について

これまでは日本における憲法記念日について述べてきましたが、憲法を有している国であれば、この記念日は必ず存在しているのです。例えばアメリカ合衆国では、アメリカ合衆国憲法が制定された1787年9月17日を記念して、この日が憲法の記念日とされています。つまりアメリカでは日本よりも100年以上前に憲法についての記念日が制定されていたことになるのです。

また、スペインやオランダ、ドイツなどの欧州諸国にもこの記念日は存在していますし、韓国やオーストラリア、タイにも存在します。憲法を制定している立憲国家である以上、この記念日は必ず制定されているといってよいでしょう。

ゴールデンウィークの真っただ中ということもあり、この憲法についての記念日についてはあまり意識されていませんが、憲法記念日にじっくりと日本の憲法について考えてみることも大事です。

この記事が気に入ったらいいね!しよう