旅の日 - 2017年5月16日 -

旅の日の起源や語源、歴史、
また旅の日に行われる行事など旅の日に関することを解説。

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旅の日とは

旅の日とは、1988(昭和53)年に日本旅のペンクラブの提唱によって誕生しました。忙しい日常に追われ、ついつい忘れがちな旅の心を大切にし、そして旅人とは何かということをあらためて問い直すことを目的としています。

日本旅のペンクラブは1962(昭和37)年に設立した団体で、旅文化の向上のための取り組みや自然環境保護などを行なっています。5月16日という日付は、「古池や蛙飛び込む水の音」で有名な、俳諧師・松尾芭蕉が元禄2年3月27日(新暦1689年5月16日)に「奥の細道」の旅へ出たことに由来しています。

旅の日とは、現代社会で忘れている旅の心を思い返すきっかけとなる日かもしれません。

旅の日ってどんな意味があるの?

現代に生きる人々は、仕事や家事、育児などに追われ、日本人の奥底にある旅の心など忘れてしまっているかもしれません。旅の日とは、そんな忘れがちな旅の心や、旅人とは何かということをあらためて問いかけるという目的を持っています。

旅の日の生みの親である日本旅のペンクラブ(通称旅ペン)は、旅文化向上のための活動、そして環境保護や地域活性化のための活動を行っている団体です。

この旅の日の誕生によって、日本人が旅・旅行について考える機会が増え、ひいては旅文化の向上につながっていくでしょう。旅の日とは、単に旅行を楽しむためだけの日ではなく、日本人の心に旅の大切さを問いかけてくれる日でもあるのです。

松尾芭蕉と旅の日の深い関係

旅の日とは何か、また旅行の日の由来を語るにあたって、重要となってくるのが松尾芭蕉です。松尾芭蕉といえば「奥の細道」で有名ですね。旅の全工程である約2400キロを、たった5カ月間で歩いたという逸話も残っているくらいすごい人です。

実は芭蕉は隠密、つまりスパイだったのではないか、なんてことも言われています。そんな芭蕉が奥州(奥の細道)へと旅立ったのが元禄2年3月27日であり、この元禄2年3月27日というのを新暦に直すと、1689年5月16日となることから、旅の日は5月16日となりました。

毎年、日本旅のペンクラブでは、旅行の日の由来である松尾芭蕉にちなんだイベントも開催しているようです。このように芭蕉は旅の日が5月16日になる由来となっており、芭蕉と旅の日とは深いつながりがあります。

松尾芭蕉と旅の日イベント

旅の日には松尾芭蕉に由来したイベントが催されています。日本旅のペンクラブ「旅行の日」の会では、毎年、「旅の日」の会が開かれ、講演やシンポジウムなどが行われます。第29回の「旅の日」の会では約150人もの人が参加しました。

また、俳諧師である松尾芭蕉に由来して、「旅の日」川柳の公募も行われています。これは2009(平成21)年から始まったもので、2015(平成27)年度には過去最高となる6464句が集まりました。

応募者は北海道から沖縄まで、小学生から98歳の方まで様々な方々からの応募がり、これらの俳句は旅ペン会員による審査を経た後、社団法人全日本川柳協会の常任理事の方によって大賞、優秀賞が決まります。

俳諧師である松尾芭蕉が由来となっていることから、旅について思いを馳せるため、言葉での楽しみ方もできるんですね。

ますます広がっている「旅の日」

旅の日とは、松尾芭蕉の奥州(奥の細道)への旅立ちに由来した5月16日であり、次第に広がりつつある記念日です。

日本の企業の中には、旅の日が松尾芭蕉に由来していることから、旅行の日川柳を公募しているところもあります。今後、もっと旅の日は広がりをみせ、さらに色々なイベントが催されることでしょう。

旅の日とはいつかと聞かれて、すぐに答えられる人はまだ少ないかもしれませんが、松尾芭蕉が由来になっていることを知ったり、旅の日川柳を楽しんだり、旅について考える機会が増えていることは確かです。

旅の日とは、日本人に旅の大切さを思い返すきっかけとなる、重要な意味を持っているのかもしれません。今年は旅の日をどのように過ごすのか、考えてみるのもいいでしょう。

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