春分の日にまつわる風習や食べ物について - 春分の日 2018年3月20日 -

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春分の日の風習はお墓参りが有名

春分の日には、昼間と夜間の長さがほとんど同じ長さになりますから、太陽が真東から昇って、真西に沈みます。この日は春のお彼岸とも呼ばれており、お彼岸の期間にお墓参りをする風習があります。

古来より、極楽浄土は真西にあると考えられてきた背景があり、太陽が真西に沈んでいく春分の日は、一年の中でも一番極楽浄土へ近づく日とされてきました。すなわち、極楽浄土にいるご先祖様との距離が一番近づく日とみなされていたのです。これは、秋分の日にも同様のことが言えます。

こうした考えから、この日を挟み、前後の7日間にお参りしてご先祖様を供養するという風習が伝えられています。日本人は、この日になるとご先祖様を敬う気持ちを表すためにお墓参りをして、同時に自然やそこに生きている生物たちを慈しむ気持ちを大切にしてきました。

春分の日にはぼた餅を食べる風習が残る

春分の日と言えば、ぼた餅を食べる風習があります。ぼた餅と似ている食べ物で、おはぎを連想する方もいますが、春分の日に食べるのはぼた餅の方です。

しかし、実際にはぼた餅もおはぎも、異なる食べ物ではなく、全く同じ食べ物です。単純に、呼び名が違っているだけです。同じ食べ物ならば名称にこだわる必要もないと考える方がいらっしゃるかもしれませんが、名称を含めて正しい知識を覚えておくことが大切です。

ぼた餅を漢字で表すと、牡丹餅と書きます。おはぎの場合は、漢字でお萩と書きます。この漢字を見れば分かるように、牡丹というのは春に花を咲かせる植物であり、一方で萩は秋の「中秋の名月」にお供えする物として知られています。つまり、ぼた餅は春の彼岸に、おはぎは秋の彼岸に食べるというのが正解です。

訪れた春を祝福する日

春分の日は、自然を賞賛して、将来に向けて努力する日といった意味合いが込められている祝日です。簡単に言えば、自然に対して感謝を表し、迎えた春を心から祝福する日です。

動物たちは冬の間は冬眠をしますが、春になると眠っていた動物たちが再び活動し始め、同時に人間もやる気や元気に満ち溢れてきます。こうした背景から、古くから人々は春分の日を春が訪れることを祝う日として大切にしてきました。

同時に、ご祖先様に感謝を捧げるお祭りを開催する地域もあります。明治時代になると、春分の中日は、宮中で祖先をお祭りする日とされたのをきっかけに、一般の市民も祭日になりました。現代においては、春分の日のイメージで最も強いイメージはお彼岸で、魔よけの意味合いを持つ赤い色の食材を食べる風習があります。赤い色をした小豆がぼた餅に使われるのはこのためで、邪気を払うと信じられています。

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