白露 - 2017年9月8日頃 -

白露の起源や語源、歴史、
また白露に行われる行事など白露に関することを解説。

-AD-

白露(はくろ)とは

「陰気ようやく重なり、露凝って白し」。
この言葉の意味はそのままです。夏の暑さが少しずつ収まり始め、夜に肌寒さを感じるようになる季節になると冷え込んだ大気によって草花が朝露に濡れることが多くなります。あるいは不安定になった大気が雨を降らせて、夜の間に草の葉を濡らせていくことも珍しくありません。
その様を見た昔の人は先述した言葉を残し、秋の訪れを告げるわずかな期間を「白露」と名付けました。なお中国の陰陽五行では「白」は秋の色とされているので、それもまた起源のひとつとなっています。

「白露」の由来は二十四節気からとなります。
二十四節気とは分かりやすくいうと一年を四季に分け、そこからさらに24分割した期間のことを指します。
現在でも季節の節目を示す言葉や俳句の季語として使われています。白露は二十四節気のなかでは秋の言葉であり、数えて15番目です。
具体的な月日は9月8日頃から、次の節気である秋分となる10月上旬から中旬までの間となります。ただしどの節気にも当てはまる事ですが、毎年微妙に定められた月日が変化するので要注意です。

そもそも「白露」を始めとした二十四節気が誕生したのは古代中国でした。
当時の中国が使用していた太陰暦と呼ばれるもので、月の満ち欠けで暦の日付を決めていました。しかし太陰暦では本来の季節とのズレが生じてしまい、そのズレを調節するためにつくられたのが二十四節気となります。
そんな二十四節気が日本に導入されたのは中国の文化が渡来した頃です。
中国の気候に合わせてつくられていたので日本の気候とは少々ズレがありましたが、日本の農業にとっても季節が細かく分かる二十四節気は非常に助かる存在でした。実際に1844年には最新の天文学の知識による改良を加えてズレの調節を行ったほどです。

残念ながら、「白露」自体が最近盛り上がった特徴や話題はありません。
またこれといって白露の時期に合わせて大きなイベントがあったニュースなども見られませんでした。
しかし太陰暦が用いられていた頃は違います。実は白露の期間は旧暦に当てはめると8月となり、その15日は名月が見られるという「十五夜」だとされてきました。
現在でも十五夜の日は特別な日とされており、改暦された太陽暦に合わせて9月の半ばに団子とすすきを飾って月見をしています。

この記事が気に入ったらいいね!しよう