節分といわしにはどういった関係がある? - 節分 2018年2月3日 -

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節分といわしの関係とは

節分は豆をまいて鬼を追い払うというイメージが最も一般的ですが、地域によってはいわしを食べたり頭を飾るといった文化があります。

一見すると節分といわしに何の関係があるのかわからないでしょうが、これは節分の「鬼を追い払う」という部分に関係があるのです。

古くから鬼はいわしを焼いた時に出る煙やにおいが大嫌いであると伝えられており、そうした嫌いなものを家で焼いて食べたり、飾るといったことをすることで鬼が家に入れないようにしていたわけです。

現代だと鬼などいないと考える人の方が多数派でしょうが、かつての日本では鬼をはじめとした怪異は当然のように存在していて、それが悪さをしていると考えるのが普通でした。

普段の生活の中で起きる辛いことや苦しいことから逃れるために編み出されたのが、節分のいわしだったわけです。

いわしが持つ文化的な意味

この文化の意味についてもう少し踏み込んで説明しますと、まずいわしは漢字で書くと「鰯」、魚へんに弱いと書きます。

これは陰の気、つまり暗い雰囲気や、災いが起こりやすい状態を象徴するものとして考えられていました。

しかし節分ではそれを食べてしまうわけですから、これによって「陰の気は食べて無くなったから、もう恐れる必要はない」という文化に繋がっていったわけです。

鬼は陰の気を好むという言い伝えもあったため、その陰の気が焼ける煙の臭いを広げることで鬼に「この家に入ると焼かれてしまう」と思わせるのも重要な意味があったと考えられるでしょう。

ちなみにこうした文化は平安時代の頃には既にあったとされていますから、大変に歴史の古い、日本における伝統文化であると言えます。

健康として考えても効果が高い

ちなみに現代的な考えでこの文化を見ますと、健康的な価値が極めて高いということが一つの事実として見えてきます。

特に節分の時期はまだ寒く何となく活動する気になれない人が多いでしょうが、青魚に含まれるDHAには脳の働きを活発にしてくれる作用がありますから、冬季うつと呼ばれる症状に対して高い効果を期待することができます。

さらにいわしには精神的な安定作用と体を作る作用があるカルシウム、それに血液を作る鉄分が多く含まれていますし、免疫力アップが期待できるビタミンDや皮膚と粘膜を健康にするビタミンB2も豊富に含まれています。

実は文化的に食べるべきとされている食品をよく見ると非常に理にかなっているということはかなり多く、節分もその一つだと言えるのです。

文化を楽しみ体も健康になるわけですから、今まであまり親しみが無かった人でも取り入れてみると良いでしょう。

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